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大野城市

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帯状疱疹予防接種の費用を助成します

更新日:2024年10月10日

50歳以上の帯状疱疹予防接種の費用を助成します

50歳以上の市民の方の帯状疱疹予防接種費用の一部を助成します。
なお、帯状疱疹予防接種は任意接種(=市町村が主体となり行う「定期接種」ではなく、希望者が各自の判断で受ける接種)となりますので、かかりつけ医師等にご相談、予防接種による効果や副反応等をご理解いただいたうえで、接種の判断をしてください。
費用助成は、令和6年4月1日以降の接種が対象となります。令和6年3月31日以前に接種した分は対象となりませんので、ご注意ください。

帯状疱疹とは

「帯状疱疹」は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(水痘)の原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」が引き起こす病気です。過労やストレスなどによる免疫低下等が原因で発症し、50歳以上の方から発症率が高くなると言われています。
子どもの頃にかかったウイルスが体内に潜伏しており、免疫力が低下した時に、ウイルスが活性化することで発症します。普段は免疫力によってウイルスの活動が抑えられているため、帯状疱疹を発症することはありません。

帯状疱疹の皮膚症状

  • 発症当初は、ピリピリとした痛みや違和感
  • 痛みを感じる部分の皮膚に帯状の赤い発疹
  • 神経と皮膚の炎症による激しい痛み
  • 症状が身体の左右どちらかに広がることが多い

注:症状には個人差があります。

長期間にわたる痛みが続くことがあります

皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)と呼ばれる長期間にわたる痛みが続くことがあります。
PHNには根本的な治療方法がなく、何か月、ときには何年も強い痛みが残ってしまうことがあります。痛みがひどい場合には、神経の周りに局所麻酔薬を直接注射する「神経ブロック」が選択されることもあります。
50歳以上では、帯状疱疹を発症した約2割がPHNに移行すると言われています。発症部位によっては、角膜炎症等による視力低下や失明、Ramsay-Hunt症候群(耳介部の水泡形成、顔面神経麻痺、難聴、めまい)といった合併症があります。

帯状疱疹は周りにうつるの?

帯状疱疹はもともと体内にあったウイルスが活性化した状態で、周りにうつるものではありません。しかし、「水痘・帯状疱疹ウイルス」が活性化したものであるため、水痘にかかったことがない人に水痘としてうつることがあります。新生児や水痘にかかったことがない妊婦などに感染すると重症化する場合があります。
水ぶくれがかさぶた状になるまでは、接触を控えることが必要です。

 帯状疱疹予防接種(対象ワクチン)の種類と各助成について

使用できるワクチンは現在2種類あります。この2種類のワクチンは、接種方法、接種回数、有効性、副反応、自己負担額、助成回数、助成金額などで違いがあります。接種を希望される場合は、かかりつけ医師等にご相談ください。

乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】
(製品名:ビケン)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】
(製品名:シングリックス)
接種回数 1回 2回(2~6ヶ月後に2回目)
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
接種費用 1回あたり7,000円~11,000円程度 1回あたり20,000円~27,000円程度
有効性 高齢者に接種した場合、50~60歳代で約90%、70歳代で約85%にVZV(水痘帯状疱疹ウイルス)に対する細胞性免疫が上昇したとの報告があります。
米国の帯状疱疹ワクチンの臨床試験においては、50~60歳で69.8%の発症予防効果が認められました。免疫の持続期間は、接種後約5年程度と言われています。
(有効性の持続期間については個人差があります。)
50歳以上と70歳以上の被験者(日本人を含む)を対象として行った国際共同第3相臨床試験の結果、帯状疱疹に対する有効性は50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%と、いずれの年齢層においても優れた予防効果を示しました。免疫の持続期間は、接種後約9年程度と言われています。
(有効性の持続期間については個人差があります。)
副反応 注射部位の発赤、かゆみ、熱感、腫れ、痛み、硬結、全身症状として倦怠感、発疹など。非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など重篤な副反応が現れることがあります。 注射部位の痛み、発赤、腫れ、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、疲労、悪寒、発熱など。非常にまれにアナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。

他の予防接種との接種間隔 他の生ワクチン(風しんワクチン、麻しんワクチンなど)とは接種前後27日以上の間隔が必要です。 他の予防接種との接種間隔に制限はありません。


厚生労働省ワクチン分科会資料、予防接種に関するQ&A集、ワクチン取扱説明書・添付文書より

(助成回数・助成上限額)

乾燥弱毒生水痘ワクチン【生ワクチン】
(製品名:ビケン)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン【不活化ワクチン】
(製品名:シングリックス)
助成回数 1回のみ 2回のみ
助成上限額 4,000円/回
(接種費用が4,000円未満の場合はその額)
10,000円/回
(接種費用が10,000円未満の場合はその額)

接種を受けることができない方

  1. 明らかに発熱(通常37.5℃以上)がある方
  2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  3. 過去に帯状疱疹ワクチンの成分によって、アナフィラキシーを起こしたことがある方
  4. 【生ワクチン接種希望の方】妊娠していることが明らかな方
  5. 【生ワクチン接種希望の方】明らかに免疫機能に異常のあつ疾患を有する方、または免疫抑制をきたす治療を受けている方
  6. その他、医師が不適当な状態と判断した方

接種を受ける際、医師とよく相談しなければならない方

  1. 1 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患を有する方
  2. 予防接種後2日以内に発熱したことがある方、または全身性発疹等のアレルギーを疑う症状になったことがある方
  3. 帯状疱疹ワクチンの成分に対してアレルギーを起こすおそれがある方
  4. 過去にけいれんを起こしたことがある方
  5. 過去に免疫不全の診断がなされている方、または近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  6. 【不活化ワクチン接種希望の方】血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を施行している方
  7. 【不活化ワクチン接種希望の方】妊娠または妊娠している可能性のある方、授乳中の方

助成対象者

接種日に大野城市に住民登録がある満50歳以上の方(同様の接種費用助成を他自治体から受けたことがない方)

対象期間

令和6年4月1日から令和7年3月31日までの接種分費用が対象

実施医療機関

帯状疱疹予防接種を実施している医療機関であれば、全国どこでも接種可能です。実施医療機関かどうかについては、各医療機関へ問い合わせてください。
市内の実施医療機関はこちら

申請方法

帯状疱疹予防接種を接種後、次の書類を健康課(すこやか交流プラザ内)に提出してください。(郵送可)

  • 大野城市帯状疱疹予防接種費用助成金交付申請書兼請求書
  • 接種した医療機関が発行した領収書及び明細書の写し(予防接種の種類、予防接種を受けた方の氏名、接種日が確認できるもの)
  • 申請者及び対象者(申請者と異なる場合に限る。)の本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)の写し
  • 振込口座の確認ができるもの(通帳、キャッシュカード等)の写し 

窓口で申請時は印鑑をご持参ください。

申請期限

令和7年3月31日(月曜日)
注:期日までの申請が難しい方は、必ず下記問い合わせ先まで事前にご連絡ください。

免疫力を高める工夫「早寝・早起き・朝ごはん」

帯状疱疹は免疫力の低下などにより発症すると言われています。免疫力を高めるためには、日ごろの体調管理が大切です。
  • 栄養バランスの良い食事(朝食を抜かない、免疫を作るたんぱく質やビタミンをとる)
  • 腸内環境を整える(便秘の解消、発酵食品や食物繊維を多く含む食品をとる)
  • 適度な運動(からだ全体を動かす運動を1日10分程度から始める)
  • 十分な睡眠(睡眠の質を高める、起きる時間はできるだけ一定に)
  • ストレスを軽減する(過労をさける、楽しく笑う)
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このページに関する問い合わせ先

すこやか福祉部 健康課 健康長寿担当
電話:092-501-2222
ファクス:092-584-5656
場所:すこやか交流プラザ
住所:〒816-0932 福岡県大野城市瓦田四丁目2-1

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