芸術文化振興プランの取り組み紹介
更新日:2024年1月26日
芸術文化と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?習い事や鑑賞、体験活動などみなさんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
芸術文化には、「まちや人、活動をつなぐ力」があり、「まちづくりや教育、福祉、国際交流など様々な分野で活用すること」が期待されています。そのような芸術文化の持つ力は、大野城市が目指すコミュニティによるまちづくりには必要不可欠です。
そこで、大野城市では、令和元年度に下記のとおり「大野城市芸術文化振興プラン」を策定し、様々な取り組みを進めています。
大野城市芸術文化振興プランはこちらからご覧いただけます。
これまで実施した取り組み
芸術文化に対するアクセシビリティの調査研究(九州大学への受託研究)
「どうすれば誰もが芸術文化を体験鑑賞できるのか?」ということについて九州大学と一緒に研究を行いました。
研究では、栄町区にご協力いただき、演劇ワークショップを行いながら、誰もが体験するための環境づくりについて考えました。
また、演劇ワークショップでは、区民の皆さんに参加いただき、参加者それぞれの栄町での暮らしや思い出について、おしゃべりしました。はじめは緊張していた皆さんも、アーティストの進行により、交流を深めながら、楽しんで参加されていました。年齢の垣根を越え、お互いのことを語り合いながら、みんなの「栄町のものがたり」をラジオドラマに仕上げました。ラジオドラマはこちらから視聴できます。
「芸術文化×○○『やりたい!』がとびだすハンドブック」作成
九州大学と一緒に行った調査の研究結果をもとに、「芸術文化を活用したイベントや企画がこのまちに増えていくこと」、「市民のみなさんが芸術文化活動にもっと参加しやすくなること」を願って、ハンドブックを作成しました。
このハンドブックでは、芸術文化を活用した企画やイベントをはじめたいと思っている人たちを主な読み手と想定し、様々な分野で芸術文化を活用した事例や活用のポイントなどを紹介しています。
ハンドブックはこちらからご覧いただけます。
まどかフェスティバルでのオンライン展覧会や音楽祭の配信
大野城市の秋のイベントとして実施している「まどかフェスティバル」ですが、令和3年度はオンラインでの開催となりました。このオンライン開催をきっかけに、普段は会場で行っている作品展示や舞台発表をホームページ上で行いました。小さい子どもがいてなかなか会場に足を運べない方や遠方にお住まいの方が舞台を見ることができたとの声をいただいています。
まどかフェスティバルでの芸術文化体験ワークショップ(ダンスであそぼうしばふでごろん)
令和4年度に市役所に新しくできたまどか広場で、ダンスワークショップを行いました。このワークショップでは、たまたまこの時間に集まった参加者のみなさんが「身体を動かす」ことでコミュニケーションを図り、楽しい時間を過ごすことを目的に実施しました。
子どもから大人まで、身体を大きく動かしたり、誰かの動きを真似したり、広場いっぱい歩いたり・・・笑顔とふれあいがあふれる時間となりました。
芸術文化と他分野とのコラボレーション事業の実施(おやこでたのしむからだあそび 絵本とダンス)
小学生以下の親子を対象に、絵本の読み聞かせとダンスをあわせたワークショップを開催しました。大野城市読み聞かせボランティアによる絵本の読みきかせを聞いたあと、まどかぴあの小ホールで絵本に合わせてみんなで円になって踊ったり、絵本に登場した動物や食べ物を身体で表現するなど、大人も子どもも身体を動かしました。なかなか上がることのない小ホールのステージにも上がり、照明の明るさや眩しさも体験してもらいました。
このワークショップは、読書にも芸術文化にも触れてもらい、それぞれの楽しさを知ってもらうこと、親子で楽しく、豊かな時間を過ごしてもらうことを目的に実施しました。
芸術文化の他分野への活用を考える「庁内部門間連携会議」の実施
芸術文化から生み出される価値を福祉や教育、まちづくり、国際交流などあらゆる分野へ活用する取り組みが必要とされています。
そこで、本市では福祉や教育、まちづくりなどの各分野の所管課と大野城まどかぴあからなる連携会議を開催しています。
この中で、芸術文化を他分野に活用していく仕組みなどを検討しています。
他分野で実施される事業へのアーティスト紹介
令和4年度には、「ふくしフェスティバル」や「中学校文化祭」で、芸術文化体験ワークショップ(民族音楽・演劇)が実施されました。主催者と相談しながら、事業の目的や雰囲気、参加人数などに合わせて、
ワークショップを担当してくれるアーティストを紹介しました。
様々な人が集まる場での開催でしたが、ワークショップでは、みなさん交流を深めながら参加していました。
市内で活動している芸術文化団体等へのインタビュー
今後のプランの取り組みを考えていくための参考とさせていただくために、市やまどかぴあの事業で協力いただいているアーティストや市内で活動している団体の方々などにお話を伺いました。アーティストの皆さんがこれまで取り組んでこられたことや現在の活動についてなど様々なお話をお聞きしています。
その他の取り組み
大野城市では、その他にも様々な芸術文化活動が行われています。大野城まどかぴあや大野城市文化連盟など多くの皆さんが担い手となり、芸術文化に携わっていただいています。
<大野城心のふるさと館>
心のふるさと館つながる事業
<大野城市文化連盟>
ジュニアときめき文化祭(舞台発表、作品展示、書道体験など)
こども文化交流事業(書道体験、ダンス体験、チョークアート体験など)
まどか文化祭(舞台発表、作品展示、おりがみ教室など)
<大野城まどかぴあ>
芸術文化情報の配架場所の増設(情報の森整備)
劇場体験プログラム(能舞台ワークショップ、劇場って楽しい!!など)
鑑賞型事業
アウトリーチ事業(市内学校・福祉施設) など
芸術文化の範囲
このプランでは、以下の芸術文化の分野を対象としています。これは、文化芸術基本法第8条から12条の分類を踏まえています。
芸術 | 文学、音楽、美術、写真、演劇、舞踊その他(メディア芸術を除く。) |
メディア芸術 | 映画、漫画、アニメーション及びコンピュータその他の電子機器等を利用した芸術 |
伝統芸能 | 雅楽、能楽、文楽、歌舞伎、組踊その他の我が国古来の伝統的な芸能 |
芸能 | 講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱その他の芸能(伝統芸能を除く。) |
生活文化 | 茶道、華道、書道、食文化その他の生活に係る文化 |
国民娯楽等 | 囲碁、将棋その他の国民的娯楽並びに出版物及びレコード |
このページに関する問い合わせ先
地域創造部 コミュニティ文化課 芸術文化担当
電話:092-580-1996,092-580-1876
ファクス:092-573-7791
場所:新館3階