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認知症の人の介護

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認知症は、急速な脳の機能低下により起こるもので、単なる物忘れとは異なります。体験したことの全て、例えば食事の内容ではなく食事をしたこと自体を忘れてしまう「記憶障害」、時間や場所を忘れてしまう「見当識障害」、物の名前が出てこない「失語」などさまざまな症状が現れます。
認知症の人は、脳の機能は低下しても、人としての自信と誇りは持っていますし感情も豊かです。
何度も同じことを話したり、物を盗まれたと言って騒いだりする場合、自尊心を傷つけないように話の内容を否定せず受け入れることが大切です。
また、はいかいや失禁、不潔行為などがみられる場合は、叱ったり、やめたりするように説得すると反発して逆効果となります。

認知症の人への対応の心得 三つの「ない」

  1. 驚かせない
  2. 急がせない
  3. 自尊心を傷つけない

具体的な対応のポイント

  • まずは見守る
  • 余裕をもって対応する
  • 声をかける時は1人で
  • 後ろから声をかけない
  • 相手に目線を合わせて優しい口調で
  • おだやかに、はっきりした滑舌で
  • 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する

介護を抱え込まないために

普段からなじみの顔や場所、懐かしい物に囲まれた空間など、本人にとって安心できる環境を整えると、落ち着いてその人らしい生活ができると言われています。
そうはいっても、認知症の人を介護する家族の精神的・身体的な負担は非常に大きいものです。「がんばる人」ほど介護の負担を抱え込み、心身ともに疲れ果ててしまうことが少なくありません。

  • 家族や近所の人をはじめ、ケアマネジャーや地域包括支援センター、かかりつけ医など相談できる人をつくり、協力を得ましょう。
  • 介護サービスを利用しましょう。

介護保険制度では、制度を持続的に運営するために、3年ごとに事業計画の見直しを行い、この計画策定の基礎資料とするため、在宅の要介護者(約500人)の介護サービスの利用状況などのアンケート調査を行っています。その中で、介護をしている家族の心身の負担について尋ねたところ、85%の人が「サービスを利用して負担が軽くなった」と答えています。訪問介護やデイサービス・ショートステイ・グループホームなどの介護サービスを上手に利用して、介護の負担を減らしましょう。(サービスを利用するには介護認定が必要になります。詳細は問い合わせてください。)

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