男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰を受賞した功績
1996年に女性センター(現:男女平等推進センター アスカーラ)所長となり、女性が夢を持って暮らせる社会、老若男女が生き生きと暮らせる社会をつくるために尽力されました。
また、行政・団体・企業などの委員就任、大学講師、講演や執筆などの幅広い活動を通じて、自らがロールモデル(具体的な行動や考え方の模範となる人)として多くの女性に影響を与え、男女共同参画社会を実現するために大きく貢献されています。

林田館長へのインタビュー
林田館長は、アナウンサーの仕事を辞めて約9年間の専業主婦時代、終わりのないトンネルのような孤立感を感じていたそうです。しかし、再び仕事をする中で「女だからできない・すべきではない」とか、「経験や自信がないから」と引くことなくチャレンジを続け、チャンスをつかむことにつながりました。
ありのままの自分を受け入れ、努力を重ねて、自分を育て、周りの人たちに育ててもらったと振り返ります。積極的に出会いを求め、挑戦を続けながら、今では幅広い分野で活躍されている林田館長に、お話を伺いました。
こつこつと、真面目に真面目に、進んでいく
受賞した感想は?
大野城市の皆さんに「育てられた」というのが率直なところで、感謝の気持ちでいっぱいです。「まどかぴあ」で仕事をするようになって、男女共同参画についての講演などの依頼を受けるようになり、ここが私にとって大切な拠点となりました。
「実感のある男女共同参画都市」を実現するために、アスカーラが果たす役割とは?
さまざまな意味で男女共同参画社会づくりにおける「気付きの場」でありたいと思います。待つだけでなく、発信する姿勢をもつべきでしょう。
老若男女あらゆる人々に支援者やファンにもなっていただき、その中心にアスカーラが存在しているというのが理想です。「共にやりませんか。誰もが元気になる活動を!」と、周りの人々に共同参画の輪の中に入っていただく「巻き込み力」も必要かもしれません。
「巻き込み力」とはどういうものでしょうか?
以前、区長の皆さんとシンポジウムを行ったことがあります。最初は身構えていた様子の皆さんも、身近な地域の女性について尋ねると「とてもよく活動してくれる。女性がいないと成り立たないことも多い。」など、素直にお話しくださいました。
今、アスカーラとイベントには「黒っぽい集団」といわれる背広を着た区長さんたちがよく参加してくださいます。ほかの地域の方に「こんなに男性の参加があるなんて」と驚かれたことがあります。
敬遠していた人に理解していただき、応援団に。これが、巻き込み力ではないでしょうか。
男女共同参画の活動をためらう人に声をかけるとしたら
男女共同参画というと敷居が高いとか、責められそうと思う人もまだいますが「もっと気軽に」と伝えたいです。
女性でも男性でも、学びや活動の中で何か一つでも「気付き」を得て、一つでも行動に移すこと、それが社会の変化につながっていくのだと思います。
チャレンジしたい人を取り巻く環境になどについてどう思われますか?
やる気になっている人の邪魔をしない、やりたいことや生き方を認めることができる社会だといいですね。
現在は過渡期だと思います。葛藤もあるでしょうが、変化を受け入れる心の広さが大切です。
女性も男性も、性別に関係なく、仕事も趣味もボランティアも、何にでも挑戦できる環境であってほしいですね。
全ての女性に届けたいメッセージ
人生は一度きりですから、自分の生き方を自分自身でデザインする力を身に付けていくことも大切です。「女だから」と諦めたり我慢したりせず、前に向かって切り開いていく方が楽しいのではないでしょうか。
私は、まどかぴあでチャンスをつかませていただきました。女性センター所長に任命され、今の自分があるのだと実感しています。
やってみて難しければ出直せばいい。チャンスがあったら、逃さないこともとても大切だと思います。


子どもの頃はどんな大人になりたいと思っていましたか?
絶対にこれになりたいという夢はなく、ころころと変わって、たまたまアナウンサーになりました。しかし、マスコミで働きたい と日記に書いていました
今の夢は何ですか?
どんなことでもいいので、社会のために働き続けていたいです。そのために、声、心、体を鍛えながら、元気に頑張っていきたいです。
日常生活の中で大切にしていること
こつこつと、真面目に真面目に、進んでいくことです。
座右の銘
いつでも 素直に、そして 謙虚に
