メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
大野城市

糸を紡ぐ民具「座繰」

更新日:2019年12月5日

(広報「大野城」 平成20年12月15日号掲載)

座繰と小枠の写真
座繰と小枠

皆さんが着ている衣服の素材で、「絹」と書かれているものはありませんか。絹は、蚕という虫が作る繭から取り出します。
絹を取るために、蚕を育てることを「養蚕(ようさん)」と言います。昭和前期ごろまでは、この大野城市でも盛んに行われていました。養蚕は、明治期には国の主要な産業として大きく発展しました。
また、市役所のある場所には昭和の中ごろまでは、福岡県の繭検定所・蚕業試験場が建っていました。当時は一面に桑畑も広がっていて、現在ではその足跡を記念して、一本の桑の木が植えられています。
座繰は、その蚕の繭から生糸(絹糸)を紡ぐときに使う道具です。今では、ほとんど機械式のものが使われていますが、座繰によって人の手で紡がれた糸は、空気が含まれてふっくらとするため、光沢のある絹糸になるといいます。このような絹糸から作られるものには、着物や帯などの絹織物がありました。

このページに関する問い合わせ先

地域創造部 心のふるさと館 文化財担当
電話:092-558-2206
ファクス:092-558-2207
場所:大野城心のふるさと館1階
住所:〒816-0934 福岡県大野城市曙町3-8-3

このページに関するアンケート

情報は役に立ちましたか?
このページは探しやすかったですか?

注意:
こちらは問い合わせ用のフォームではありません。業務に関する問い合わせは「メールでのお問い合わせはこちら」をクリックしてください。