大野城市の下水道
更新日:2024年11月15日
下水道事業の概要
大野城市の下水道は、昭和49年から汚水処理を中心に都市基盤整備の重点施策として整備が進められてきました。現在では、市内のほぼ全世帯に下水道が整備され、快適で衛生的に暮らすことができるようになりました。
業務量
事項 | 令和5年度 | 令和4年度 | 対前年度増減 | |
---|---|---|---|---|
行政人口(人) | 102,818 | 102,375 | 443 | |
処理人口(人) | 102,781 | 102,338 | 443 | |
人口普及率(%) | 99.9 | 99.9 | 0.0 | |
水洗化済人口(人) | 102,589 | 102,140 | 449 | |
水洗化戸数(戸) | 46,781 | 46,276 | 505 | |
水洗化率(%) | 99.8 | 99.8 | 0.0 | |
計画面積(ヘクタール) | 1,532 | 1,532 | 0 | |
処理面積(ヘクタール) | 1,469 | 1,467 | 2 | |
面積整備率(%) | 95.9 | 95.8 | 0.1 | |
有収水量(立方メートル) | 9,123,851 | 9,169,821 | △45,970 |
下水道の普及と御笠川の水質
下水道が整備される以前は、生活排水などが直接河川へと流れ込んでいたため、河川環境は悪化していく一方でした。
しかし、下水道が普及することで生活排水の流れ込みが減少し、今ではきれいな河川の姿を取り戻しています。
下図は、本市下水道の普及と御笠川の水質改善を表したグラフです。
BODとは、水中の好気性微生物の増殖や呼吸によって消費される酸素量のことです。水の有機物汚染が大きければその有機物を栄養分とする微生物の活動も活発になり、微生物によって消費される酸素の量も増加します。BODが大きければ水中の有機物汚染が大きいことを示すため、水の有機物汚染の指標とされています。
下水道ってなに?
海の水が太陽の熱で暖められ蒸発し、それが雲になり雨や雪となって山に降ります。その水は川の流れや地下水となって再び海へと戻る“循環”を繰り返しています。私たちは、この循環の過程において“水”を資源として利用しています。そのため、使った水はきれいにして川や海へ戻す必要があり、汚れた水をきれいにするしくみのことを「下水道」といいます。
下水道のしくみ
工場や家庭から出てくる汚れた水は、下水道管を通って最終的に下水処理場へと流れ込み、主に微生物のはたらきを利用して汚水を浄化し川や海に流しています。
大野城市で発生した汚水は、福岡市博多区にある“御笠川浄化センター”で処理し、再び御笠川へと戻しています。
大野城市内に下水処理場はありません
大野城市で発生した汚水は、福岡県が整備、管理運営している御笠川那珂川流域下水道に接続し、流しています。この流域下水道には、福岡市および筑紫地区の5市が参加しています。
流域下水道とは、2つ以上の市町村で構成され、市境を越えて効率的に汚水を集め処理する仕組みのことです。
御笠川那珂川流域下水道の詳しい内容は福岡県流域下水道事務所(外部リンク)をご覧ください。
下水道
公共下水道
- 市町村単独の下水処理場を有する。
流域関連公共下水道
- 県が整備した流域下水道に接続する形態の下水道(市町村単独の下水処理場を持たない)
- 御笠川那珂川流域下水道:福岡県
参加市 福岡市、大野城市、春日市、太宰府市、筑紫野市、那珂川市
ちょっと待って!
下水道の役割は使った水をきれいにしたり、トイレを水洗化するだけではありません!
浸水対策も下水道の役割です!
大野城市は、急激な都市化の影響で緑地や田畑が減少してしまいました。このため、まちの保水・浸透能力が低下してしまい、短時間に雨水が側溝や河川へと流れ込み浸水被害を起こす、都市型水害が大きな問題になっています。
このため、“雨水専用の下水道管”の整備や雨水を一時的に貯留させ時間差を利用して下流へ流す“雨水流出抑制施設”などにも力を入れ、浸水に強い街づくりを目指しています。
下水道事業に関する計画
本市下水道事業では、限られた財源の中でさまざまな課題に対処し、今後の下水道事業のあるべき姿と目指す方向性を明らかにするため、「大野城市上下水道ビジョン」を策定しました。
令和5年度は本計画期間の5年目となり、策定時と比較して状況が変化していることから、社会情勢の変化を踏まえ、新たな課題に柔軟でより効果的に対応していくために、「大野城市上下水道ビジョン」を見直しました。
また、このビジョンの実現に向け、令和6年度から5年間に取り組む事業計画および財政収支計画を示した「大野城市上下水道事業第4次中期経営計画」を策定しました。
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このページに関する問い合わせ先
上下水道局 企業総務課 計画・財務担当
電話:092-580-1933
ファクス:092-573-5380
場所:新館2階