ことわざ―天候に関することわざ
更新日:2019年12月5日
(広報「大野城」 平成22年7月15日号掲載)
明日の天気が気になるのは、現代でも昔でも同じことです。大野城市はかつて農村だったので、農業をしていた人々は、日々の天候に大きな関心を寄せていました。雨が降ったら田畑での仕事はできず、風の強い日も作物によっては避けなければなりません。また、ただ雨が降らなければいいというものでもありません。日照りが続き、水がなくなるのも大きな問題でした。
このように、天候の問題は大変重要にもかかわらず、現在のように天気予報はあまり発達していませんでした。翌日の天気は農民が自分で判断しなければならなかったのです。そのため、各地には天候に関することわざがあります。
例えば
- 秋の夕やけ鎌といでまっとれ
- 夏の夕やけ川越しはするな
『秋の夕やけは翌日晴天となるから、野良仕事ができるよう、鎌の準備をしておくように。
しかし、夏の夕やけは翌日雨であるから、遠出はしないように』ということわざがあります。
ほかにも、
- お月さまがお暈かぶると近いうちに雨が降る
- 煙草が湿ると天気が変わる
- 猫が耳から顔の方へ洗うと雨が降る
など、数多くのことわざが残っています。皆さんが知っているものはありますか。
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