民生委員・児童委員
更新日:2020年1月10日
現在、大野城市では、定員109人の民生委員・児童委員(うち、子どものことを専門に担当する定員10人の主任児童委員)が、市内を4つの地区(北・東・中央・南コミュニティ地区)に分け、それぞれの地域で活動を続けています。
地域の身近な支援者
民生委員・児童委員は、誰もが幸せで安心して生活が送れるように、悩み事を抱えて困っている人などのよき相談相手となったり、制度や施設を利用できるように情報提供や援助をするため、地域の人たちや地域包括支援センター・社会福祉団体などと協力して活動しています。
- 家族関係の心配ごとがある
- 生活面を相談したい
- 健康・介護のことで相談したい
- 子どものことで悩んでいる
- 年金などの相談をしたい
そのほかの相談も受け付けています。
調査活動
民生委員・児童委員は、単に困っている人たちの相談を待っているだけではありません。積極的に担当地域の実情を把握するために、家庭訪問や調査を行っています。
地域の皆さんが安心して相談できるよう、相談内容や相談相手のプライバシーについて知り得た情報などの秘密は、関係機関とともに守ります。
担当地区
民生委員・児童委員は、それぞれ担当地区(受け持ち地区)があります。相談などが必要な場合は、問い合わせてください。
民生委員は何をしているのですか?
社会福祉の増進のために、地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助活動を行っています。
「民生委員」とは、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。
また、全ての民生委員は児童福祉法によって「児童委員」を兼ねていて、妊娠中の心配ごとや子育ての不安に関するさまざまな相談に応じたり、支援したりしています。
核家族化が進み、地域社会のつながりが薄くなっている今日、子育てや介護の悩みを抱える人や、障がいのある人・高齢者などが孤立し、必要な支援を受けられないなど、さまざまな問題に直面することがあります。
そこで、民生委員・児童委員が地域住民の身近な相談相手となり、支援を必要とする住民と行政や専門機関をつなぐつなぎ役を務めます。
どんな人が民生委員・児童委員になっているの?
その地域の住民で、地域の実情をよく知り、福祉活動やボランティア活動などに理解と熱意があるなどの要件を満たす人が対象になります。
具体的には次の手順で選ばれます。
- 候補者:区から推薦
- 市の民生委員推薦会(注1):民生委員・児童委員にふさわしい人を都道府県知事に推薦
- 都道府県知事:地方社会福祉審議会(注2)の意見をふまえ、厚生労働大臣に推薦
- 厚生労働大臣:民生委員・児童委員の委嘱
- 民生委員・児童委員
注1:民生委員候補者を知事に推薦するため、市町村に設置される委員会。市町村の議員、民生委員、社会福祉事業関係者、社会福祉関係団体の代表者、教育関係者、関係行政機関の職員、学識経験者の7分野による委員で構成。
注2:社会福祉に関する事項について調査、審議するため、都道府県や指定都市や中核市に設置される審議会。都道府県議会の議員、社会福祉事業従事者、学識経験者などの中から都道府県知事(指定都市・中核市は市長)が任命する委員で構成。
また、委嘱を受けた民生委員・児童委員の身分や条件は以下のとおりです。
- 身分
特別職の地方公務員(非常勤) - 活動費
交通費、通信費、研修参加費などを支給(定額)
ただし、ボランティアのため給与はなし - 任期
3年。再任も可能。
注:また、民生委員・児童委員の活動は私生活に立ち入ることもあるため、活動で知りえた情報について守秘義務があります。この守秘義務は、委員退任後も引き続きます。
民生委員・児童委員のマーク
幸せのシンボルである四つ葉のクローバーの中に、民生委員の「み」の文字と児童委員を示す双葉を組み合わせ、平和のシンボルの鳩をかたどって、愛情と奉仕を表しています。
民生委員・児童委員はどんな活動をしているの?
各区2~7人の民生委員が、地域の実情に合わせた福祉に関する幅広い活動を行っています。
また、民生委員・児童委員の中から、児童福祉に関することを専門に担当する主任児童委員が選ばれます。
主な活動内容
- 担当地区の高齢者や障がいのある人の福祉に関すること、子育てなどの不安に関するさまざまな相談を受けての支援や情報提供
- 市役所や社会福祉協議会などの関係機関との連携協力による支援
具体例
- 高齢者や障がいのある人への定期的な訪問による見守り
- 虐待の早期発見、予防、DV、いじめ、不登校など世帯の抱える問題の把握、関係機関との連絡調整
- 世帯が必要としているサービスについての情報提供
主任児童委員(各小学校区に1人)の主な活動内容
- 児童福祉に関する機関と連携を図り、担当の民生委員・児童委員の活動支援
- 学校や保育所・児童相談所とも連絡調整しながらの児童福祉に関する支援
ふくしカードって何?
民生委員・児童委員が、担当している地区の人を訪問する際にお配りしている名刺サイズのカードです。
主に一人暮らしの高齢者などに配って、必要な情報を記入して、外出時に携帯してもらいます。
ふくしカードの記入内容
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- 緊急時の連絡先
- かかりつけの病院
- 地区担当の民生委員
ふくしカードの活用方法
ふくしカードを持っている人が、外出先で事故や急病などの緊急時に、病院、警察や消防署などに必要な情報を提供することで、適切な対応が受けられます。
「大野城市民生委員・児童委員活動強化計画」、「民生委員・児童委員活動に関するQ&A集」を策定しました
これまで築き上げてきた、大野城市民生委員・児童委員の活動を次代に繋ぎ、これからの活動の活性化を図るため、「大野城市民生委員・児童委員活動強化計画」を策定しました。
また、民生委員・児童委員の活動に関して、誰もが気軽に知ることができるよう、「民生委員・児童委員活動に関するQ&A集」を策定しました。
本計画の基本理念を『地域住民の変わらぬ「良き隣人」として、わたしたちにできること ~これから100年先を見据えて~』と掲げ、地域住民の身近な存在として活動します。
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このページに関する問い合わせ先
すこやか福祉部 福祉サービス課 福祉政策担当
電話:092-580-1851
ファクス:092-573-8083
場所:本館1階