健診結果は「からだ」からのメッセージ(健診項目とその内容など)
更新日:2019年6月6日
生活習慣病って何が問題なの?
高血圧、脂質異常症、糖尿病などに代表される生活習慣病。これらは多くの場合、体内に過剰に蓄積された内臓脂肪が原因で発症します。
日々の食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足や喫煙などは動脈硬化を進め、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。
健診項目 | 検査で分かること | 基準値 | 悪化を招く生活習慣など | |
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肥満度 | 腹囲 | 腹囲は内臓脂肪の蓄積、BMIは体重が適正かどうかの指標となる。BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル) | 男性85センチメートル未満 女性90センチメートル未満 |
運動不足、栄養の過不足、睡眠不足、過度のストレスなど |
BMI | 18.5から25.0未満 | |||
血圧測定 | 血圧 | 血管の老化・動脈硬化を調べる。高血圧の状態が続くと動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中の原因にもなる。 | 収縮期130ミリメートルHg未満 拡張期80ミリメートルHg未満 |
肥満、運動不足、食塩のとり過ぎ、カリウム不足、喫煙、過量飲酒、過度のストレスなど |
血清脂質検査 | 中性脂肪 | 動脈硬化の進み具合の指標となる。中性脂肪はHDLを減少させる。HDLが低い場合やLDLが高い場合はコレステロールが血管壁に蓄積し、動脈硬化を進行させる。 | 150ミリグラム/デシリットル未満 | 肥満、運動不足、動脈性脂肪や糖分のとり過ぎ、喫煙、過量飲酒など |
HDL(善玉)コレステロール | 40ミリグラム/デシリットル以上 | |||
LDL(悪玉)コレステロール | 120ミリグラム/デシリットル未満 | |||
血糖検査 | 空腹時血糖 | 体内での糖の利用が円滑かどうかを調べる。糖尿病の有無や程度、動脈硬化の進み具合が分かる。 | 100ミリグラム/デシリットル未満 | 肥満、運動不足、過食・偏食、喫煙、過量飲酒、睡眠不足、過度のストレスなど |
HbA1c | 5.6%未満 | |||
肝機能検査 | GOT(AST) | 急性の肝機能・心筋に障がいがある場合に高くなる。 | 31U/リットル未満 | 肥満、運動不足、過食、脂っこいもの・甘いものの多食、過量飲酒など |
GPT(ALT) | 肝機能に障がいがある場合に高くなる。 | 31U/リットル未満 |
生活習慣病を予防しましょう
生活習慣病は突然発症するのではなく、その予兆は健診などの検査結果に表われています。生活習慣を改善することで検査結果も改善します。
市では保健師や管理栄養士が定例相談や健診結果説明会で、あなたの生活習慣の改善のためのサポートを行っています。健診結果が気になる人はぜひ相談してください。
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すこやか福祉部 健康課 健康長寿担当
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