梅毒が流行しています
更新日:2024年5月10日
日本国内で梅毒が流行しています。
- 近年、梅毒の感染者が全国的に増加しており、福岡県においても令和5年は過去最高となる942件の報告がありました。
- 福岡県筑紫保健福祉環境事務所が受理した発生届数は、平成25年の3件から令和5年は46件となり、10年間で大幅に増加しています。
- 女性は20代の感染者が多く、妊娠中の梅毒感染は特に危険です。
梅毒とは
- 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。
- 原因は梅毒トレポネーマという細菌で、病名は症状としてみられることがある赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。
- 梅毒では全身に様々な症状が出ることがあり、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置すると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
- 梅毒は早期の適切な抗菌薬治療で完治が可能ですが、症状がよくなっても自己判断で治療を中断しないようにすることが重要です。
- 治療によって完治した後でも新たに感染することがあるため予防が必要です。
- 妊娠中の梅毒感染の場合、流産、死産となったり、子が梅毒にかかった状態で生まれる先天梅毒となることがあります。感染した妊婦への適切な抗菌薬治療によって、母子感染するリスクを下げることができます。
梅毒の感染経路について
主に、粘膜や皮膚が、梅毒の病変部位と直接接触することで感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等です。感染予防について
粘膜や皮膚が梅毒の病変部位と直接接触しないように、また病変部位に気づかない場合もあるため、性交渉の際はコンドームを適切に使用しましょう。
ただし、コンドームが覆わない部分から感染する可能性もあるため、100%予防できると過信はせず、もし皮膚や粘膜に異常を認めた場合は、性的な接触を控え、早めに医療機関を受診し相談しましょう。
梅毒の検査
県内の保健所等で、HIVや梅毒などの性感染症の検査を匿名/無料で受けることができます。検査を受けられる保健所等については、下記リンク先福岡県ホームページ内の「性感染症検査を実施している保健所一覧」をご確認ください。関連リンク
- 福岡県ホームページ(梅毒の感染者がとても増えています)(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省ホームページ(梅毒に関するQ&A)(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省ホームページ(感染症情報 梅毒)(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
すこやか福祉部 健康課 健康長寿担当
電話:092-501-2222
ファクス:092-584-5656
場所:すこやか交流プラザ
住所:〒816-0932 福岡県大野城市瓦田四丁目2-1