大野城市共働事業提案制度 令和5年度実施事業の評価について
更新日:2024年6月26日
令和6年5月30日(木曜日)に開催した推進委員会の結果を踏まえ、令和5年度に実施した共働事業の評価を行いました。
評価結果
評価にあたっては、各実行委員会から提出された資料等をもとに行いました。
事業名:中学校部活動の地域連携に向けた検討事業【令和5年度(最終)】
実施主体
中学校部活動検討実行委員会〔NPO法人部活ガンバ、教育振興課〕
事業概要
中学校部活動が将来にわたり継続的に運営できるよう、子どもや教員、地域の視点に立った現状把握、それを情報発信し行政、教員、地域で課題を共有し、学校と地域などが連携した大野城市ならではの部活動事業のあり方を創り上げる。
総括
- 部活動の地域移行事業としては、本事業とは別の実行委員会を立ち上げ前進しているのかもしれないが、共働事業として事業を進められなかった点については、実行委員会として振り返りをする必要がある。
- アンケートや調査だけでなく試行しながら市の方針づくりを進める、また、団体にも事業実施可能な体制をとるよう、推進委員会としても意見を述べていたが、調査のみとなり途中で事業終了となったことは残念である。
- 今回の事業が、国発信のテーマであり国の方針に左右されるものであったこと、提案時には市の方向性が定まっておらず事業実施の途中で方向性を定めていくものであったこと、提案団体が当初計画の事業内容を実施できる体制があったのかなどの様々な問題が考えられるが、推進委員会及び事務局としても、今後、事業提案時には事業内容や団体の体制などについて精査を行っていく必要がある。
事業進捗状況資料
評価結果
5月24日(金曜日)に開催した事業報告会での報告の様子(動画)
(参考)報告スライド資料
事業:リハビリ職員による訪問事業!健康寿命延伸プロジェクト【令和3年度~令和5年度(最終)】
実施主体
リハビリ職員による訪問事業実行委員会〔NPO法人FSA、すこやか長寿課・介護支援課〕
事業概要
リハビリ職員とケアマネジャー等が連携し、要支援者等の自宅や通所介護施設を訪問し、各種助言等を行い、個人や施設利用者の身体機能の維持・改善を図りながら、健康寿命の延伸につながることができるよう、マニュアル化を含めたモデル事業の開発に取り組む。
総括
- 1~2年目については、市の働きが見えにくい部分があったが、最終年度において共働で構築した仕組みを市で事業化につなげたこと、他の自治体への波及性もあるスキームができており評価できる。
- 共働事業で作り上げた仕組みを介護保険の制度に乗せることができたことは、提案団体では成しえなかったことであるため、共働の意義があったと思う。
- 仕組みだけを作っても専門性を持つ担い手がいないと仕組みは成功しないので、ネットワークづくりなどの仲間づくりに取り組んだのがこの事業の評価につながったと考える。
事業進捗状況資料
評価結果
5月24日(金曜日)に開催した報告会での報告の様子(動画)
(参考)報告スライド資料
事業:子どもたちの夢と希望を醸成する子どもの居場所づくり事業【令和5年度~(1年目)】
実施主体
子どもの居場所づくり事業実行委員会〔特定非営利活動法人チャイルドケアセンター、こども・若者政策課〕
事業概要
子どもたちが生まれ育った家庭の経済状況にかかわらず、将来の夢と希望を持ち、自立する力を伸ばすことのできる機会と環境を提供し、「地域のみんなで子どもを守り、育てる社会」をつくることで子どもの貧困問題の解消を目指す。
総括
- 新たにネットワーク会議やコーディネーターの配置などの仕組みを構築し、こども食堂を実施していることは、ある程度評価できる。
- 初年度であるため、成果に対する評価は難しいところではあるが、こどもの相対的な貧困問題解消という目的を意識しつつ、今後の課題として挙がっている事項に対して、どのように取り組んでいくのかが重要であるため、2年目以降は課題解決のための取り組みを明確にし、その取り組みを実行委員会として実施していく必要がある。
事業進捗状況資料
評価結果
5月24日(金曜日)に開催した報告会での報告の様子(動画)
(参考)報告スライド資料
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このページに関する問い合わせ先
地域創造部 コミュニティ文化課 共働推進担当
電話:092-580-1836
ファクス:092-573-7791
場所:新館3階