むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和7年1月~3月】
更新日:2025年3月28日
シニア大学『山城塾』修了式(3月24日)
今年で14年目の大野城市シニア大学『山城塾』修了式が、3月24日(月曜日)に大野城まどかぴあで行なわれました。修了生は251名、最高齢者は95歳です。
かつては老人大学として多彩なカリキュラムで実施していた事業でしたが、アカデミックな内容を希望する受講生が多く、人文科学・社会科学・自然科学・応用科学など幅広い分野の講座に内容を変更して14年目になります。市外のシニアの皆さんにも人気があり、多くの常連メンバーが受講されています。
「高齢者自身が創り、学び、地域で活躍する人材を育成する大学」を基本理念に置く本塾は、講座全体の企画運営を担当する「企画委員」に6名、講座当日の運営を担う「クラスサポーター」に10名の皆さんがスタッフとして協力していただいています。
令和7年度の講座の骨格も決まり(24講座)、4月1日(火曜日)から募集が始まります(15日まで)。1講座の定員は40名で、主会場は「大野城市高齢者生きがい創造センター」です。なお、講座1回あたりの受講料は大野城市民が300円(ほかは600円)となっています。詳しくは、大野城市広報4月1日号、市ホームページをご参照ください。
超高齢社会を迎えた今、大野城市は他自治体に比べると若い都市と言えますが、元気な高齢者の皆さんのために、地域では活躍する場を広く準備しています。シニア大学『山城塾』の同級生や自主研究サークルの仲間で、わがふるさとで、さらにひと花咲かせてみませんか!
60歳の還暦を乗り越えられた人生の達人の秘めたる力に期待しています。
(令和7年3月28日 井本宗司)
卒業式の涙
別れと旅立ちの春、感謝と喜びが入り交じる卒業式、今週は小学校と幼稚園の式典に出席しました。そこには感動の涙が溢れていました。
3月13日(木曜日) 学校法人曙学園 認定こども園 大野幼稚園 第72回卒園式(保育証書授与式)
3月14日(金曜日) 大野南小学校 第54回卒業式(卒業証書授与式)
大野幼稚園もゼロ歳児からの卒園児は約6年間通園しています。新型コロナ感染症の拡大期を共に乗り越え、喜びや苦労を重ねてきた保護者の皆さんに向かって、誇らしく、そして感謝の思いを込めて頭を下げている姿がジーンと胸を打ちます。
幼稚園でも小学校でもハンカチを手に涙を拭いているのが多いのは保護者席です。親子は、それぞれに「よく頑張った」とお互いのことを称えているようで、その光景が強く印象に残っています。門出の式典を終えた子どもたちは、4月になると、新しい先生と友が待つ次の門をくぐることになります。
卒園児、卒業生の皆さんの健やかな成長と飛躍を祈ります。
(令和7年3月21日 井本宗司)
御陵中学校・卒業式
大野城市立の中学校5校の「卒業証書授与式(以下、卒業式)」が3月7日(金曜日)に行なわれました。私は卒業生119名の御陵中学校に出席しました。
体育館には暖が入っていましたが、底冷えする式典となりました(令和7年度に空調工事が行なわれます)。それでも卒業生は、終始、背筋を伸ばし、壇上を凝視してピクリとも動かず、中学校生活最後のセレモニーの主役を立派に演じきりました。
私は、パリオリンピック女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手の話を贈りました。世界ユース選手権優勝後のスランプをチェコ共和国への単身修業で切り開いた、彼女の笑顔の裏に隠された挑戦の物語です。
今年の卒業生は5校で1,019名です。卒業はゴールであると同時に、次なる挑戦の始まりでもあります。それぞれに打ち立てた目標や夢に向かってチャレンジし続けてくれることを願っています。
卒業生の皆さん、感動の卒業式をありがとう。
(令和7年3月14日 井本宗司)
令和6年度(2024年度)を締めくくる多彩な行事
3月1日(土曜日)
福岡県立筑紫中央高等学校『全日制課程・第77回卒業証書授与式』(筑紫中央高等学校)
今年の卒業生は425名。
大野城市内で行なわれている行事に積極的に参加してくれている書道部、バトン部、吹奏楽部などに感謝とお礼の気持ちを込めて出席しました。旧校舎を知る最後の学年でした。
大野城ガッツクラブ『総会』(まなびのやど)
練習グラウンドの近くにある「まなびのやど」で開催。本年度は「第25回広島ボンバーズ大会」(広島県にて開催)で優勝を飾っている。今年度もチームは県外遠征試合が6回、随行のスタッフと保護者の皆さんに支えられています。
3月2日(日曜日) 雨の中で。
大野城市消防団『放水競技会』(大文字公園)
春季火災予防運動(3月1日~7日)の一環で毎年行なわれていますが、大船渡市で延焼が続く中での実践的な水出し訓練です。1チーム8名でホース10本を延長して火点の標的を倒す競技となっています。雨の中、今年の優勝は本部分団でした。
『大野城市子ども・若者育成フォーラム』(中央コミュニティセンター)
大野城市子ども・若者育成会議・若者育成部会が実行委員会を組んでの本フォーラムでは、毎年テーマを変え活発なディスカッションが繰り広げられています。12回目の今回のテーマは「若者の居場所」。高校生5名、中学生15名が参加してワークショップ形式で行なわれ、大野城市が進めている居場所づくりに参考になる意見が、たくさん出されました。
南地区コミュニティ運営協議会『芸能発表大会』(南コミュニティセンター)
南地区で行なわれているサークル活動の発表の場として44回目となります。今年は演奏、歌謡、詩吟、舞踊、ダンス、体操など38組の発表がありました。最高齢は97歳です(写真左)。世代間交流、サークル間交流、地域間交流により年間事業を締めくくる伝統の行事です。
大野城市卓球連盟『まどか親善(冬季)卓球大会』(総合体育館)
私は開会式には間に合わず、途中で激励に入りましたが、湿度が高く床がすべるために中断中でした。大会の事前準備には保湿や換気が必須ということを学びました。
市内外から400名を超える選手がエントリーされ、男女ともA・B・Cのランクに分かれて団体戦(1チーム4~6名)が行なわれていました。
大野城市ペタンク協会『事業所・団体ペタンク交流大会』(総合公園多目的グラウンド)
筑紫地区の事業所・団体から35チームがエントリー。ペタンク競技は、福岡で開催されたねんりんピックの会場が大野城市だったこともあり、現在はシニアクラブの皆さんを中心に、性別も年齢も問わない人気の軽スポーツとして定着しています。今大会は試合開始直後に、降雨のため中止となりました。(写真は中止直前の模様)
三寒四温現象が続き、今年は花粉症も要注意です。そんな中でも、各種団体における年度末の締めくくり行事は続いています。市民各位には、近くでイベントなどがあれば顔を出されると、気分が一新されること間違いなしです。
(令和7年3月7日 井本宗司)
「国際交流パーティー」に出席。
大野城市国際交流協会(大園雅子会長)が2024年度(令和6年度)を締めくくる恒例の「国際交流パーティー」を、2月22日(土曜日)に大野城市総合福祉センターで開催し、私も関係職員とともに出席いたしました。
テーブルには各国自慢のお菓子類が並べられた茶話会形式でのパーティーでした。出席者は、会員に加えて、研修などでお世話になっている講師の方や各事業に参加していただいた外国人の方々が招待されていて国際色豊かにプログラムは進行し、途中でネパールと日本から踊りのパフォーマンスも披露され、万雷の拍手を受けていました。
協会の皆さんは、夏休みに行なわれた「世界少年野球」で、通訳やパーティーの運営など精力的に動いてくれました。また、11月の「市民総ぐるみ防災訓練」では、外国人避難者の受入訓練にも入っていただき、現場の課題など貴重な意見を頂戴しました。
本市には48ヵ国、約1,300人の外国人市民が生活をしておられます。インクルーシブな地域社会実現に向けて、これからも産学官民連携の要として、会員各位のご協力を宜しくお願いいたします。
(令和7年2月28日 井本宗司)
第8回アスカーラ共生フォーラム
~登山家・渡邊直子さんの挑戦~
フォーラムは、2月15日(土曜日)に大野城まどかぴあで開催されました。特別講演には、大利小学校・大利中学校出身の登山家であり看護師でもある渡邊直子さんが出講してくれました。
渡邊さんは、地球上にある8,000メートル峰全14座の登頂に、日本人女性として初めて成功された方です。14座目の中国のシシャパンマ(8,027メートル)の頂に立たれたのは昨年の10月9日のことです。小学生の時には、地元のNPO法人「遊び塾ありギリス」の仲間と、雪の八ヶ岳や中国の無人島キャンプ、内モンゴルの草原縦走などにチャレンジされたそうです。いじめを乗り越え、自分の居場所を見つけ、大自然からの癒やしに救われた経験談なども参加者の胸を打ちました。
大野城市では、渡邊さんの偉業を称えて、講演会の前に「特別表彰」を行ないました。
「アスカーラ共生フォーラム」は、相良美佐実行委員長を中心に、約1年かけて準備を進めてこられました。フォーラム前段では、「男女共同参画」小中学生図画ポスター・標語コンクール入賞者の表彰式も行なわれました。
大野城まどかぴあの多目的ホールが満席となった今回のフォーラム、きめ細やかな配慮で当日の運営までご尽力いただきました実行委員の皆様に感謝申しあげます。ジェンダー平等の意識がホールいっぱいに漂う見事なイベントでした。大野城市が目ざす男女共同参画社会実現の原動力として今後もご協力くださいますようお願い申しあげます。
(令和7年2月21日 井本宗司)
報告/第9回古代山城サミット・総社大会
2010年(平成22年)に大野城市でスタートした「古代山城サミット」は9回目を迎え、「鬼ノ城」がある岡山県総社市で1月31日(金曜日)・2月1日(土曜日)の2日間のプログラムで行なわれました。私は片岡聡一総社市長に開催を要請した経緯もあり、万難を排して出席してまいりましたので報告いたします。
総社市民も大勢参加し、「鬼ノ城から探る、古代山城の謎」と題し、盛大に大会イベントが行なわれました。
今回のサミットは、九州、中国、四国の6県から14自治体が集いました。
自治体会議(1日目)では、「先人たちの志を受け継ぎ、このサミットを通して、巡り合う運命だった我々は、山城人としての誇りを胸に、幅広い世代の古代山城のファンを獲得していくために手を携え、共に取り組みを進めていくことをここに宣言します。」と高らかに大会宣言を採択しました。
また、次回の開催については、「御所ヶ谷神籠石」が所在する行橋市で行なわれることが決定されました。
山城が眠ると語られてきた四王寺山(福岡県立四王寺県民の森)は、一方でワンヘルスの森として福岡県が中心となって整備が進められています。
大会宣言で謳われたように、古代山城は、「自然災害から被害を受けながらも屈せずにそびえ立ち、地域の歴史・文化の象徴として各自治体のシンボル的存在」として、市民にとっても「心の拠り所」になるよう歴史を検証しながら、今後も丁寧に整備をしていかなければなりません。
それこそが歴史をつないできた先人への報謝であり、今を生きる私たちの使命であると肝に銘じることになった総社大会でした。
注)来週(2⽉14⽇)の更新はお休みします。
(令和7年2月1日 井本宗司)
日本一の3選手が優勝報告
「NPB12球団ジュニアトーナメント・KONAMI CUP 2024」の第20回記念大会が、昨年の年の瀬、12月26日(木曜日)から4日間、明治神宮野球場・ベルーナドームで行なわれました。福岡ソフトバンクホークスジュニアチーム(以下、SBH・J)に選抜された大野城市の小学6年生3選手が、1月27日(月曜日)に優勝報告のため大野城市役所を表敬訪問されました。
この大会は野球に打ち込んでいる小学生球児に夢と感動を与えようと2005年(平成17年)にスタートしました。今回のSBH・Jチームには、3,000人を超える応募があり、3ヵ月に及ぶ厳しい選考会を経て16人の選手が選ばれたということです。キャプテンを任された山崎海和選手はチームをまとめ、高城選手、外山選手とともに、チームの15年ぶりの優勝に貢献しました。
ところで、山崎選手の祖父・平野壽一氏(元雑餉隈町区長)は、大学まで野球部で活躍された方です。大野中学校ではともにプレイした一級上の先輩です。成人してからも、大野城市の社会人野球で幾度も対戦しましたが、打ちづらい技巧派の投手に変身して頑張っておられました。お孫さんの活躍に、さぞや喜びもひとしおのことと思います。
3選手は、全国大会優勝という宝物を胸に、これからの中学校生活でこの経験を生かし、必ずやグラウンドで大暴れしてくれることでしょう。
前途に栄光あれ。
(令和7年1月31日 井本宗司)
『にぎわいづくり協議会・会員交流会』、10周年に向けて夢を語らう。
一般社団法人大野城市にぎわいづくり協議会(以下、にぎ協)は、市内に点在する地域資源を集約し、効果的な発信と活用を目的に2016年 (平成28年) 6月に設立されました。設立当初の正会員数は、法人46件、個人27名でしたが、この約10年間で、正会員数は法人167件、個人71名と伸びています。
にぎ協は、「おおの山城大文字まつり」をはじめ、この「つぶやき」でも紹介した「大野ジョーダンスコンテスト」や「大野城オータムフェスタ」「ONOJO Christmas Market」などを主催し、市民の間に存在感が確実に広がってきています。
いよいよ、にぎ協は6月に10年目の節目を迎えます。会員交流会では、これからの10年に向けた夢と希望が参加者間で語られていました。「高架下にぎわいづくりチャレンジ広場」など新たな試みにも挑み続けるにぎ協職員と会員の皆さんが、にぎわいづくりの啓蒙・実動集団として市民から信頼され、各界各層の強力な接着剤的な役割を果してくれることを期待しています。
にぎ協組織の充実・拡大のために、入会について是非ご検討ください。
<にぎ協についての問合わせ先>
一般社団法人 大野城市にぎわいづくり協議会
【所在地】福岡県大野城市瓦田二丁目6-12 大野城市商工会館3階
【電話】092-558-1303
【FAX】092-558-1304
【メール】onojonigiwai@onojo-nigiwai.net
(令和7年1月24日 井本宗司)
消防出初式を体育館で挙行(1月12日)
今年の正月は晴天に恵まれ、近くの神社も初詣での参拝者が列を成していました。それが一転して1月9日(木曜日)には大雪注意報と低温注意報が発令されたため、寒波対策時配備体制(危機レベル1:15名)を組んで、危機管理部と上下水道局の職員が徹夜で警戒にあたりました。その後、一旦治まったかに見えた天候は11日(土曜日)に悪化。そのため、新春恒例の署団合同の「消防出初式」は急きょ体育館での開催となりました。
会場は春日市立春日野中学校。体育館とはいえ、会場に暖は回りきらず、寒い中での出初式となりました。春日・大野城・那珂川消防本部と3市消防団の精鋭366名は集団としての節度を保ちながら、表彰・来賓祝辞、音楽隊演奏などの次第が粛々と進められました。ただ、春日市消防団による展示訓練は中止となり、準備されていた団員諸兄の勇姿を見ることができず残念でした。
昨年一年間での3市の火災件数は36件です。救急出動件数は12,956件、交通事故などによる救助件数も78件(救助人員81名)となっています。そして、1月13日(月曜日・成人の日)には震度5弱の地震が九州を襲いました。地震が各地で頻発し、私たちに警鐘を鳴らし続けています。災害が発生すると、最前線で活動を強いられることとなる消防署員、消防団員の皆さんに対する市民の期待には大なるものを感じます。
とはいえ、3市ともに消防団員の定数は満たされておらず、ボランティア精神旺盛なる若者の入団を各団は歓迎いたします。
(令和7年1月17日 井本宗司)
昭和百年、巳の如く。
新年明けましておめでとうございます。
本年も市勢の伸長と安定のために、「日々が任期」の覚悟で自治体経営の責任者として精進してまいります。旧に倍するご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い申しあげます。
年末年始の長期休暇が明け、1月6日(月曜日)に新年の「仕事始め式」を行ないました。
今年は、年号が大正から昭和に入って100年目、いわゆる「昭和百年」の年です。大正、昭和、平成と激動の時代を経て今、令和7年はコロナ禍で変化したニューノーマル社会を迎えています。地方自治体としては、時代に即応したオーダーメイドの組織づくりに向けて果敢にチャレンジしていくことが肝要と考えます。少子高齢化や災害への備え、老朽化する社会資本の整備、さらには新たな感染症への対策や、ゼロカーボン施策の拡充等々、次の世代のための先行投資が昭和百年の課題となります。
大野城市が、これまで進めてきたコミュニティによる共働のまちづくりを巳の如く脱皮しながら進化させてまいります。また、職員の働き方・休み方改革にも努め、一丸となって脚下の一歩を踏み出してまいります。
市民各位のご理解とご協力を重ねてお願い申しあげます。
〔ご案内〕
「大野城心のふるさと館」では、1月5日(日曜日)から文化庁主催の全国巡回展『発掘された日本列島2024』が始まりました(2月16日まで)。当館では、令和元年度以来2回目の巡回展となります。九州では見ることのできない質・量とも充実した展示資料となっており、是非この機会にご覧いただきたくご案内申しあげます。
(令和7年1月10日 井本宗司)
このページに関する問い合わせ先
総合政策部 秘書室 政策秘書担当
電話:092-580-1801
ファクス:092-573-7791
場所:本館3階