むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和6年4月~6月】
更新日:2024年6月28日
コミュニティ活動応援ファンド事業「令和5年度、実施報告会」(令和6年6月22日)
「大野城市コミュニティ活動応援ファンド事業(以下、ファンド事業)」は、10年目を迎え、これまでに18の団体が利用し、卒業後も地域で活動を続けておられます。
このファンド事業は、平成25年度(2013年度)にモデル事業に着手し、27年度から本格実施となりました。市民団体が行なう事業に対し、地域課題の解決に一定の効果が期待できる活動に助成を行なうものです。助成を受けている団体には、事業の実施報告が義務づけられています。
令和5年度の実施報告会は、6月22日(土曜日)に南コミュニティセンターで行なわれましたので紹介いたします。
今回は5団体から報告がありました。「主婦友・ママ友サポート&子育て応援事業」(スマイルフレンズ/助成額135,000円)
スマイルフレンズは、令和4年度から活動を始め、活動当初からファンド事業の助成を受けています。社会福祉協議会のボランティア団体に登録していて、総合福祉センターの2階会議室において子育てサロンを開催しています。子育て中のママが自分時間を作り、リフレッシュする場所を提供しようと、様々な事業を展開しています。
現在、ボランティアスタッフを募集中とのことです。
このファンド事業の運営は、市内4つのコミュニティセンター内にあるNPO法人共働のまち大野城(穴井芳春理事長)が担い、4コミそれぞれの「パートナーシップ活動支援センター」が窓口となり、事前協議から採否の決定、助成額の確定まで申請団体への支援を行なっています。
自らの得意分野を生かしながら地域課題の解決に向け活動を始めたスタートアップ団体の皆さんのご利用をお薦めいたします。
<問合せ先>
注)来週(7⽉5⽇)の更新はお休みします。
(令和6年6月28日 井本宗司)
市域全体に広がる「大野城がくろの会」
「大野城がくろの会〔藤野進代表〕」(以下、「がくろの会」)とは、小学校・中学校の児童・生徒の通学路での安全の確保、危険箇所の改善・対策を講じながら、登下校時や夜間の見守り活動を地域が一体となって展開をしている団体です。
6月16日(日曜日)に、中央コミュニティセンターにおいて関係者多数の出席のもと令和6年度定期総会が行なわれました。
総会出席者、約110名。「がくろの会」本部役員をはじめ、学校関係者、行政区役員、子ども会、シニアクラブなど各種団体からの出席も得て令和6年度の活動計画が決定されました。
「がくろの会」事業は、見守り活動だけではなく、新1年生のお迎え活動や卒業式での見送り活動、さらにはランドセルクラブの田植え・稲刈り体験教室への参加など多岐にわたっています。私は、日頃の活動に対するお礼と今後の活動への期待を挨拶の中で伝えました。
「がくろの会」は令和4年(2022年)4月に設立され、3年目を迎えています。当初は瓦田区と白木原区のメンバーでスタートしましたが、今総会で、中央地区(7行政区)全てが連携する「中コミがくろの会」の設立も報告されました。『事故に遭わない、遭わせない』という強いメンバーシップを持った集団であり、今後は中央地区から市域全体に連帯の輪が広がっていくことを期待します。
また、「がくろの会」では、『時折だったら手伝ってもいいよ』という個人会員も募集中とのこと。事故が起きない、事故を起こさせない、そのような通学路の確立を目指す地域貢献活動に、地域デビューの場を求めておられる皆さんをはじめ、多数の方々のご協力を私からもお願い申しあげます。(「がくろの会」事務局:瓦田公民館内、☎092-571-4453)
(令和6年6月21日 井本宗司)
行政区に戻る活気
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類から5類となって約1年経ち、大野城市28区の令和6年度事業にも活気が戻ってきました。ここ2週間における激励訪問のフォトレポートをいたします。
6月2日(日曜日)
6月9日(日曜日)
今回の訪問で印象に残ったのは、中学生ボランティア活動の皆さんをはじめ小中学生の参加が多く、会場全体に活気を呼び込んでいました。新年度が始まって早々の区全体事業で準備が大変だったと思いますが、見事にスポーツ交流事業が継承されていました。関係者の皆さん、ごくろうさまでした。 コロナに注意
厚生労働省の新型コロナウイルス感染状況発表(6月7日)によると、5月27日から6月2日までの一医療機関あたりの感染者数は3.54人(筑紫保健所管内は4.13人)で、まだまだ感染者は増えています。一方、感染経験者が持つ抗体の保有率は60.7%(厚生労働省の5月27日発表)ですが、70歳以上を見ると30%台に留まっていて、未だ注意が必要です。大勢の集まりに参加する時は、マスクの着用、手洗いの励行をお願いします。
(令和6年6月14日 井本宗司)
日本将棋連盟「支部対抗戦」での優勝報告でフレッシュ棋士来庁。(6月3日)
公益社団法人日本将棋連盟(羽生善治会長)の『創立100周年記念・第53回全国支部将棋対抗戦西地区大会』(神戸市にて開催)において、大野城市栄町にある「福岡将棋会館」(関口武史館長)で腕を磨いてきた中・高生3名で構成した福岡支部チームが優勝。去る6月3日(月曜日)、大野城市在住の永徳大吉さん(16歳)と浅野佑守さん(14歳)が優勝報告のため来庁されました。
大会には、福岡将棋会館仲間の児美川玲於さん(田川市在住、15歳)と3人で高校生以下のフレッシュチームを編成して出場。福岡予選(9チーム出場)では並み居る一般強豪・学生強豪を破り西地区大会の出場権を獲得。4月13日・14日の西地区大会でも、各地から集まった39チームのトーナメント戦を勝ち抜き頂点に立ちました。
年齢制限なしの実力者が集まった本大会で、中・高生3名で構成したチームが優勝するのは至難の業であり、正に称讃に値します。
なお、永徳大吉さんは5月12日に行なわれた「第47期西日本久留米王位戦」においても、福岡将棋会館で学んでいる森寛仁さん(13歳)を破り優勝を遂げ、史上最年少記録を更新しました。近い将来、藤井聡太8冠と相まみえる日が来ることを期待し、応援していきたいと思います。
(令和6年6月7日 井本宗司)
王 貞治氏、来庁。【5月22日(水曜日)】
世界のホームランキング(868本)で、一般財団法人世界少年野球推進財団理事長の王貞治氏(現・福岡ソフトバンクホークス取締役会長)が、5月22日(水曜日)に大野城市役所を表敬訪問されました。
訪問の目的は、7月28日(日曜日)から9日間の日程で開催される「第30回世界少年野球大会福岡大会」(世界14カ国・地域から参加)のメイン会場となる大野城市に大会受け入れのお礼と野球教室や交流試合などへの協力依頼です。この大会は、1990年(平成2年)にアメリカ大リーグのホームラン王、ハンク・アーロン氏と王貞治理事長の提唱で始まったもので、今回は5年ぶりの開催で節目の30回目となります。
メイン会場の本市をはじめ、県内9市町でホームステイと地元交流などが計画されています。
福岡大会のスローガンは『One Dream ~つなごう、福岡の地で~』です。メイン宿舎は総合グラウンドに隣接する「まなびのやど」。世界各地から集まってくる子どもたちが野球をすることによってつながり、この地で自分の新たな夢をつかんでくれるような大会となるよう、福岡県や関係機関と詳細を詰めているところです。服部誠太郎福岡県知事と私が大会顧問となって大会を盛り上げてまいります。市民各位のご協力とご来場を宜しくお願い申しあげます。
(令和6年5月31日 井本宗司)
やるべき時は今、「災害対策本部設置運営訓練」を実施(5月20日)。
警固断層のズレで、今後30年以内には大地震が想定されています。大野城市では、『そなえよ、つねに』の精神で年間に多種多様の災害対応訓練を行なっています。台風の発生と、その進路予想と比べると地震の予測の精度は高いとは言えず、地震発生は今日かもしれないし、明日に起こるかもしれないのです。
準備を怠らず、『やるべき時は今』と心得、今回は「災害対策本部設置運営訓練」を5月20日(月曜日)に実施しました。
午前9時に警固断層南東部を震源とするマグニチュード7.2、最大震度6強の地震が発生と想定。市内の人的被害は、死者42名、負傷者909名。建物被害は、全壊577棟、半壊432棟(福岡県「地震に関する防災アセスメント調査」の想定による)です。
正月に起こった「能登半島地震」では、本市職員を早い段階から支援に入らせましたが、災害対策本部の初動対応に若干の混乱が見られたという報告を受けています。
現実は、いかなる想定も越え私たちに襲いかかってくるでしょう。しかしながら、近年の事例に見るように、訓練を重ねた地域にみる奇跡の行動と結果も、また真実なのです。行政による災害への態勢と準備不足のしわ寄せは市民が被ると、私たちは肝に銘じておかなければなりません。
職員にとって大事なことは、災害時における自分のポジションと役割を体にしみ込ませておくということです。また、本部長である私の状況判断も、既存の行政の枠にとらわれることなく適確に、機を逸することなく発出されなければなりません。各種訓練での職員の真剣な姿を見るたびに、トップの責任の重かつ大なることを痛感させられます。
「ワンチーム大野城」の力は、このような日々の訓練によって培われていくと信じます。
(令和6年5月24日 井本宗司)
市P連、5年ぶりの対面総会
コロナ禍で4年間の中断を余儀なくされていた「大野城市PTA連絡協議会(以下は市P連)」の総会が5月10日(金曜日)に開催されました。
この間には、退任されて会えていない各校(中学校5校、小学校10校)のPTA役員の方もおられます。それでも、コロナ禍に工夫を凝らして行なわれてきた運動会や卒業式、入学式に、私もできる限り出席するように努めていましたので、どこかで話ができていたのではと思います。
市P連の役員は輪番制になっていて、令和6年度の会長は大野南小学校(林秀樹PTA会長)、副会長は平野中学校(山口謙二PTA会長)です。
現在のPTA活動は、「登下校の見守り」や「フェスタ開催」などが学校単位で行なわれる一方で、「おおの山城大文字まつり」や「子ども・若者育成会議」など市が主催・共催する多数の各種委員会・協議会に委員を派遣していただき、保護者としての生の声を届けてもらっています。
私も、百周年を迎える大野小学校のPTA会長の任に就いていた30数年前、様々な経験を積ませていただきました。これは、3人の子どもたちのおかげだと思っています。30歳代、40歳代で得た仲間たち、そして注ぎ込んだエネルギーは今も私の大切な宝物となっています。(大野小学校開校百周年記念誌掲載の私の挨拶文を添付しました。当時のPTAに対する私の思いをご高覧いただきますと幸いです。)
現在、ボランティア活動のあり方が多方面で議論されている中、市P連の令和6年度事業計画でも、7月の研修会のテーマは『PTAが必要とされる意義』となっていました。学校の主役である子どもたちのために何ができるか、何をなすべきか、原点を見つめ熟議なされることをPTA会長のOBとして、また市長として期待いたします。
(参考)大野小学校開校百周年記念誌「おおの」より
(令和6年5月17日 井本宗司)
春の園遊会へ(全国市長会推薦)
4月23日(火曜日)に皇居内の「赤坂御苑」で行なわれた『春の園遊会』に招待いただき、出席いたしました。
私は平成15年(2003年)、『秋の園遊会(10月30日)』に福岡県議会議長として妻同伴にて出席させていただいていますので、今回は2回目です。
「赤坂御苑」は、約19万平方メートルの広さがあり、約2時間では、とても回れるものではありません。前回は通達されていた両陛下のお道筋の中で、できるだけ混雑していない場所を探して、お待ちしていました。幸いにも天皇陛下(現在の明仁上皇陛下)から直接かけられた言葉に妻と2人で感激したことが思い出されます。
今回は、随行とは入口で別れ単身での出席です。本部テント付近で、天皇・皇后両陛下をはじめ皇族の皆様をお待ちする作戦を立てました。幸いにもベストポジションを確保し、間近で皇族方に拝謁することができました。この間に、岸田文雄総理大臣、下野六太参議院議員、中田宏参議院議員(元横浜市長)などに挨拶することができました。残念ながら北大路欣也さんは後ろ姿だけ拝見。
それでも、日常にはない至福の時間をいただき、ありがとうございました。
注)ゴールデンウィークと出張などが重なり、次回の更新は5月17日となります。
(令和6年4月26日 井本宗司)
女子硬式野球の普及を目ざして
『福広(ふっこう)マッチ』を初めて開催
「関東、関西のチームに負けない!」と中国地方以西の女子野球の普及とレベルアップを目ざす、初めての『福広マッチ』第1節が福岡県営春日公園野球場で4月13日(土曜日)・14日(日曜日)に開催されました。2試合ともに接戦の好試合でしたが、それに応えるべく、観客数の増加作戦をみんなで考えていかなければならないようです。
この『福広マッチ』は広島県から、廿日市市を拠点とする企業チーム「はつかいちサンブレイズ」、福岡県からは大野城市を拠点として働きながら全国制覇を目ざす「九州ハニーズ」、11月までに12試合の対抗強化プロジェクトとして本年度からスタートしたものです。第1節の内容は下記のとおりで、九州ハニーズが2連勝しました。(最終節までのスケジュールをご参照ください)
(第1節の試合結果)
1日目・4月13日【観客241人】
2日目・4月14日【観客175人】
令和5年7月7日の「つぶやき」でも「九州ハニーズ」のリーグでの優勝報告を掲載しましたが、女子硬式野球は今や全国7地域リーグ、チーム数は119チームと増えています。関東・関西チームに負けないチームづくりと女子野球に夢を描く少女たちの受け皿づくりに、これから『福広マッチ』が成長していくことを期待しています。
両チームとも、野球教室の開催やファンイベント、ボランティア活動などを積極的に行ない、地域に溶け込んだファンづくりに努めています。大野城市では一般社団法人全日本女子野球連盟の「女子野球タウン」認定に向けて「九州ハニーズ」と申請のための協議を進めているところです。
2022年(令和4年)に誕生した両チームが起爆剤となり、「日本女子プロ野球」の復活が一日も早く実現することを願っています。
【福広マッチ・今後のスケジュール】
(令和6年4月19日 井本宗司)
新区発足から1年、
中大利公民館竣工なる。(4月9日)
昨年の4月1日、上大利区が分区され大野城市28番目の中大利区が誕生しました。分区協議は10年以上も前から中央地区(下大利、白木原、上大利)の人口・世帯の増加に対応するために行なわれてきました。そして、令和4年10月9日、中大利区新区設立総会が行なわれ、令和5年4月1日をもって新区の設立・発足が賛成多数で決定。以後、分区に向けた実務的な準備とともに、旧上大利集会所を中大利公民館として利用するための大改修が進められてきました。新区設立後、仮事務所において諸行事を行なってきていましたが、このたび待望の公民館が完成し、今年度からコミュニティ、教育、文化等の活動が、新たな活動拠点のもとで展開されます。
歴史を誇る上大利区からの分区であり、区民の皆さんとの対話を重ねながら試行錯誤されたなかで新区が設立され、このたびの公民館の竣工の日となりました。この1年間、夏祭りなどを共同で開催していただいた上大利区民の方々に感謝しながら、萩原雅史初代区長から森正次新区長にバトンが渡され本格的に住民自治が進められます。
(令和6年4月12日 井本宗司)
4月1日のこと
例年よりも遅れて開花した桜の花が、17人の新規採用職員を迎えました。
4月1日は新年度スタートの日です。市役所をはじめ各種団体では新布陣を確定する辞令交付式が厳かに行われました。今日のブログは新天地で希望に満ちあふれる会場の風景を紹介いたしましょう。
4月1日(月曜日)9時 大野城市職員辞令交付式【まどかぴあ多目的ホール】
11時15分 固定資産評価審査委員会委員委嘱式【市役所庁議室】
11時30分 福岡県自治振興組合辞令交付式【市役所応接室】
11時45分 大野城太宰府環境施設組合辞令交付式【市役所庁議室】
12時 青少年の居場所「ユープレ」新所長への辞令交付式【市役所応接室】
13時30分 大野城市教育委員会・校長会【市役所2F会議室】
14時30分 大野城市公立学校教職員赴任式【まどかぴあ多目的ホール】
19時 大野城市消防団辞令交付式【市役所災害対策本部室】
退職者に対する辞令交付式は、3月29日に行ないました。
3月に入ると人事異動も発令し、4月1日を迎えるための机の移動や配線の変更など、様々な準備が職員総出で3月31日まで続きましたが、見事に新たな出発の式典に間に合いました。
アフターコロナ社会における地方自治体の役割が問われる令和6年度、オーダーメイド自治体を目ざす大野城市の先手先取の事業に対し、市民各位の変わらぬご支援とご鞭撻の程お願い申しあげます。
(令和6年4月5日 井本宗司)
このページに関する問い合わせ先
総合政策部 秘書室 政策秘書担当
電話:092-580-1801
ファクス:092-573-7791
場所:本館3階