むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和4年4月~6月】
更新日:2022年6月24日
障がい者のための新しい「就労支援の場」開所【6月18日】
まどかぴあ立体駐車場の西側にある『福岡県障がい者就労支援ホーム・あけぼの園』では、「公益財団法人日本財団」が国立国会図書館から受注した蔵書デジタル化事業の施設整備が完了し、6月18日(土曜日)に開所式が行われました。
開所にあたり、服部誠太郎福岡県知事からは「この就労支援の場では、全国初の取組として、複数の障がい者施設の皆様が集まって作業を行います。障がいのある方や支援員がデジタル化技術を習得することにより、県全体の障がい者の工賃向上も目指してまいります。」と力強い挨拶がありました。
『あけぼの園』は福岡県身体障がい者授産指導所を社会福祉法人福岡コロニーが障がい者支援施設として業務を受託し、印刷業務や縫製作業、清掃作業、草取り作業、チラシポスティング作業など、50名近い利用者の皆さんが、それぞれの目標に向かって業務に取り組んでおられます。
ここ大野城市で、地域の皆さんに親しまれ、市政とも連携しながら支援事業を続けてこられた『あけぼの園』が、大野城市制50年の節目の年に、障がいのある方のチャレンジの場、就労の場を広げ、新しくスタートを切られることは大変意義深いものがあります。大野城市内にある支援施設とのネットワークを一段と強めていくため、市としてもさらにバックアップをしてまいります。
注)次週(7月1日)の「つぶやき」はお休みです。 (令和4年6月24日 井本 宗司)
高見からの眺め
【市長室から】
6月8日(水曜日)大野城市役所南駐車場が供用開始。
令和元年度から始まった第2次シビックゾーン整備事業は、「乗降用バスレーン整備」「総合福祉センター改修」「西駐車場・駐輪場整備」に続いて、市役所南側に「まどか広場(天然芝)」と「南駐車場」の整備を進めてきました。まどかぴあ側が一望できる市役所3階の市長室から工事の進捗状況を毎日眺めていましたが、全体の整備が完了し6月8日から供用開始となっています。今後は、災害時の一時避難場所ともなるこのエリアの有効活用も検討していきます。
【観覧席から】
6月9日(木曜日)/福岡県立筑紫中央高等学校の第73回体育祭【春日公園球技場】
大野城市唯一の県立高校である筑紫中央高等学校は、新校舎の建設工事のため、初めて春日公園球技場で体育祭を行ないました。実行委員や各ブロックのリーダーの皆さんが、短期間で選手の割り振りや種目の選定、演技構成、衣装づくりなどをゼロから作り上げての体育祭、テーマは『新華(しんか)~ゼロから翔け上がれ~』です。
幸い、晴天に恵まれ、生徒たちは今だから出せる色を出し、母校の長い伝統に新しい華を咲かせていました。広々とした球技場が見渡せる観覧席に座り、計算しつくされた生徒たちの見事な団体行動に驚きの連続でした。
8月末には西鉄電車の切り替えが行なわれ、いよいよ高架下や側道、沿線の整備が始まります。下大利駅周辺は今後、高校の新校舎と正門は東側に移り、駅から続く高架下空間と校舎が一体となった「にぎわいの拠点」へと生まれ変わります。
(令和4年6月17日 井本 宗司)
市議会6月定例会始まる~ワンヘルス推進を宣言~
大野城市議会6月定例会が6月3日(金曜日)から始まりました(21日まで)。
初日開会の前に、全国市議会議長からの永年勤続表彰状が、関岡俊実議員(在職30年)と田中健一議員(在職15年)に伝達授与されました。
福岡コロナ警報が解除されたとはいえ、感染者数は高止まりの感があります。今議会もコロナ対応で一般質問(6月16日・17日)は持ち時間15分と短縮されています。(通常1人30分)
付議している議案は補正予算など17件です。主なものは、国の緊急対策への対応と本市独自の支援策など新型コロナウイルス感染症関連事業の補助金や給付金などです。
参議院議員選挙の関係で福岡県議会の6月定例会も例年よりも早く始まり、大野城市議会と同日開会となりました。私は本会議冒頭に、日本遺産である古代山城「大野城跡」など数多くの史跡が点在する「福岡県立四王寺県民の森」に整備される「ワンヘルスの森」について触れ、悠久の歴史を体感し、人と動物が健康と環境の健全性を守るための取り組みを、次世代に向けて県と足並みを揃えて推進していくことを宣言しました。
ウィズ・コロナからポスト・コロナに向けた諸課題を議論する6月議会です。本会議場傍聴席やライブ配信でご覧いただきますようお願いいたします。
(令和4年6月10日 井本 宗司)
中央地区子ども見守り隊「第2回合同研修会」【5月29日(日曜日)開催】
研修会を主催したのは、本年4月に発足した『通学路安全連絡協議会・がくろの会(藤野進代表)』で市内小学校(10校)の中で最も児童数が多い(約千人)大野小学校区で登下校時の見守り活動などをしているボランティア活動団体です。
8月末に西鉄電車の高架化切り替えが行なわれ、踏切による危険性はなくなるものの一時停止の規制がなくなり、車両のスピードアップが懸念されています。『がくろの会』では、「できるだけ多くの人達が、出来る時、出来る時間に参加して貰えれば」と協力を広く呼びかけています。
研修会には、教育長をはじめ瓦田・下大利・下大利団地・東大利の区長、シニアクラブや民生委員・児童委員、子ども会、おやじの会・PTAなどから90名が出席し、実例を交えた講師(西日本鉄道、春日警察署)の話を聞き、思いも新たに今後の活動への使命を共有する場となったようです。
次代の地域を担う子どもたちのかけがえのない命を守るために、仲間を募り、自らの時間を割いてボランティア活動に身を捧げていただいている皆さんに、改めて感謝のことばを贈りたい。雨の日も風の日も毎日ありがとうございます。皆さん方こそ地域の宝です。
(令和4年6月3日 井本 宗司)
退任行政区長への感謝状贈呈式(5月25日)
大野城市は行政区長制度を採用しています。毎月25日が定例会議の日となっており、5月は令和3年度をもって退任された前区長8名の皆さんに感謝状の贈呈式を行いました。
行政区長の役割は多岐にわたります。子どもたちの見守りや福祉活動、また市をはじめ各種団体から区民の皆さんへの伝達業務、要望や苦情に対する処理等々です。
一方で、27人の行政区長の皆さんは、公民館長と自治組織の区長の役割も担っておられ、「夏まつり」や「敬老祝賀行事」「運動会」「もちつき大会」などのイベント開催、また、災害時には避難所として公民館の運営に事前の準備から尽力いただいております。近年はコロナ禍の影響で運営に苦労も多かったことと拝察いたします。これからは区長としての知識やご経験を次の世代の人たちに繋いでいただくことを期待いたします。
(令和4年5月27日 井本 宗司)
女子硬式野球クラブチーム『九州ハニーズ』を応援しよう!!
昨年の夏、高校球児のあこがれである「阪神甲子園球場」で、初めて「全国高等学校女子硬式野球選手権大会」の決勝戦が行なわれ、注目を集めた女子野球。そんな中、2010年から運営に苦労しながらも続けていた女子プロ野球リーグは無期限の休止を余儀なくされました。
去る5月10日(火曜日)、野球熱の高い九州から女子野球を盛り上げようと、大野城市に拠点を置いて1月に結成された、女子硬式野球クラブチーム『九州ハニーズ』の宮地克彦監督(元福岡ソフトバンクホークス選手)とコーチ兼任の川端友紀選手(元日本代表)、楢岡美和選手(元日本代表)が市役所を表敬訪問されました。5月3日から松山で開催された「第15回子規記念杯女子硬式野球フェスタ」(17チーム参加)では、強豪を破っての優勝。その報告も兼ねての来庁となりました。
ところで、昨年9月にスタートした日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」は、初代女王に「INAC神戸レオネッサ」が輝きましたが、観客動員には苦労の連続だったといいます。「男性型スポーツと言われていたサッカーの中で、女性が自分たちの力で社会を変えていこうという転換の一つ」「WEリーグの選手がプレーしているフィールドは、価値観が変化した後の社会の姿を映し出す。諦めないでほしい。」(中京大学來田享子教授/5月13日毎日新聞より)とのコメントを、始まったばかりの女子硬式野球「九州リーグ」の参加チームにも伝えていきたいと思います。
九州ハニーズの外野手・西村こなつ選手は大野城市出身です。また、大野城市ジュニアソフトボール連盟傘下のチームにはチームの主軸として頑張っている女子選手が大勢います。西武、阪神、巨人などのNPB球団も女子チームを立ち上げています。「将来は女子プロ野球選手になりたい」と練習に励んでいる女子選手の皆さんのために、夢の舞台がさらに広がりを見せてくれることを私は期待し、応援してまいります。
(令和4年5月20日 井本 宗司)
ゴールデンウィークのフォトレポート
【5月3日(火・祝日) 博多どんたく港まつり】
福岡コロナ警報発令中のゴールデンウィークでしたが、各イベントの主催団体はコロナ対策を講じながら開催にこぎ着けていました。冒頭の写真は、10年ぶりに出場した「博多どんたく港まつり」での市制50周年記念どんたく隊の堂々の行進模様です。
【4月28日(木曜日)大野城心のふるさと館・春季特別展『日本遺産・古代日本の「西の都」』内覧会】
私たちの住む筑紫の地は、古代日本の「西の都」として東アジアなどからの文化、宗教、政治の交流拠点として発展し、外交・軍事の要ともなっていました。本展覧会では、大野城市所在の文化財を含む「西の都」をはじめ西日本各地で認定された日本遺産のストーリーと、構成する史跡や文化財などを展示しています。ふるさと館で日本各地の文化財をちょっとのぞいてみませんか?(6月19日まで開催。観覧料は一般300円。高校生以下は無料)
【4月29日(金・祝日)】
【4月30日(土曜日)】
【5月8日(日曜日)】
博多どんたく港まつりのどんたく隊をはじめ、ゴールデンウィークに実施された多くのイベントは、そのほとんどが「大野城市市制50周年記念」の冠事業となっていました。大野城市が半世紀にわたって培ってきたコミュニティ力が存分に発揮されていました。他に誇る、この市民力こそが次の50年の礎になると、参加者の輪の中に入り確信する日々でした。
(令和4年5月13日 井本 宗司)
第55回大野城市商工会女性部総会に出席(4月24日)
出席者は例年に比べて絞られているようでした。
写真は総会冒頭での大谷清美部長(認定NPO法人チャイルドケアセンター)の挨拶
市制施行を遡ること5年、昭和42年(1967年)に誕生した女性部は、現在74名の部員数を誇ります。コロナ禍においても精力的に活動を続けておられます。写真は総会での市長挨拶。
総会には初代部長の花田雄子さんをはじめ歴代役員の皆さんも顔を揃えられ、各議事の審議もスムーズに進められました。
令和3年度事業で記憶に残るのは、コロナ禍の厳しい社会情勢の中で「何かをやらなければ」の思いから青年部と合同で実施された『おおのじょう1dayマーケット~秋空フリマ~』です。11月13日(土曜日)に大野城市心のふるさと館の東側スペースを利用しての開催に強い意気込みを感じたものです。
【おおのじょう1dayマーケットの様子】
花田稔之商工会長は挨拶の中で、市制施行50周年事業について触れられました。8月末の西鉄電車の高架切り替えの後、9月10日(土曜日)に開催される「廃線ウォーク事業」と各駅前で行われる「まどかマルシェ事業」(各商店会などが協力)のこと。また、市内小学校の2年児童が描く「50年後のおおのじょう」の展示とスタンプラリーが行われる市内4商店会の「まちかど美術館」についても紹介がありました。
今年こそは「おおの山城大文字まつり」(9月24日・25日予定)や「まちづくり産業展」(11月5日・6日予定)の開催への意欲が審事の中で感じられました。
創立から55年、大野城市商工会活動を支えながら機動的なグループに成長した女性部の今後の事業展開に私は期待したい。
(注)次週(5月6日)の更新は休みます。
(令和4年4月29日 井本 宗司)
3年ぶりのロードレース~元気はつらつ春風ランナー~
新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった「第31回大野城いこいの森ロードレース」、今年は福岡県内選手のみに限定する縮小開催となりましたが申込者数は805名。飲食関係のバザー出店などはありませんでしたが、久しぶりに牛頸ダム周辺に賑わいが戻ってきた感、大いにありの大会となりました。
自主参加方式の開会式には、ユニフォームを着た選手たちがたくさん来てくれました。
開会式は8時45分開始でしたが、私が会場に到着した15分前には、すでにコースには監察係のボランティアの皆さんが待機しておられました。いこいの森中央公園周辺には交通安全指導員の方が警備に、そして駐車場では市のボランティア職員が交通整理に走っていました。
主催は、公益財団法人大野城市スポーツ協会(関明廣会長)です。スポーツ推進委員、医師会、消防関係者はじめ協会傘下のチームから多くの協力があって初めて春風ランナーの舞台が整うということです。
当日は、快晴にも恵まれ、市制施行50周年を飾る見事な大会となりました。
(令和4年4月22日 井本 宗司)
若手職員への訓示
市職員に対して私の仕事への取り組み姿勢を伝えようと、新年度を迎えた4月になると「新規採用職員」と「入庁2・3年目職員」に訓示の時間を30分程入れてもらっています。
熱いうちに打ち込んでおきたいことを、私が書きためている備忘録から紹介し、それぞれが持っている可能性を磨き上げてほしいという一念から始めたものです。
4月11日(月曜日)には令和2・3年度入庁の職員に新しく準備した「心得」、いわゆる働き方を中心に話をさせてもらいました。
入庁して2,3年経つと、つい忘れがちになる人としての立ち居振る舞い、そして仕事に向かう際の心構えを再確認する時間になれば有難いと思っています。ここでは、Preparation(準備)の大切さを伝えたいのです。人生100年として、3分の1は睡眠、残りの3分の2を過ごす場所や時間、ヒトやカネなど有意義に価値あるものにするために、「準備がすべて」と解ってもらうための訓示プログラムを私なりに組み立てたものです。
新規採用職員へは、入庁早々の4月4日(月曜日)に時間を入れてもらいました。また、中堅となる新任課長と係長には、5月に管理監督者に期待する私の思いを伝えることにしています。働く場を大野城市役所に決めた時、そして入庁した時の原点を、少し立ち止まって思い出してくれれば、この貴重な時間はきっと生かされるだろうと、しっかり準備して私も臨んでいます。
(令和4年4月15日 井本 宗司)
市制施行から半世紀を祝って
4月1日(金曜日)市制50周年オープニングセレモニー(市役所南側「まどか広場(新名称)」にて)
4月3日(日曜日)下大利駅新駅舎プレオープンイベント
願いが天に通じ、両日ともに晴天の一日となりました。市制50周年記念事業実行委員会(会長:花田稔之商工会長)や西日本鉄道をはじめ関係諸団体の心が一つになり、「未来につなげる」50周年記念事業のスタートを切ることができました。5月3日のどんたく隊の参加など、記念事業は来年3月31日のクロージングセレモニーまで続きます。(下記の案内をご参照ください。)
先人たちのご努力により今日の繁栄を享受している私たちには、日本遺産をはじめ大野城市が持つすべての資産を確実に次代につなぐ使命と責任があります。都市経営100年の折り返し点にある今、決意を込めて、全市民一丸となり、後世にも記録と記憶に残る一年にいたしたいと思います。各種行事へのご参加とバックアップを宜しくお願い申しあげます。
(令和4年4月8日 井本 宗司)
装いも新たに。
3月30日(水曜日)瓦田公民館大規模改修事業竣工
コロナ禍の中、昨年10月から半年間にわたって進められてきた瓦田公民館の大規模改修事業が終了し、竣工記念式典が行われました。改修により事務室が移動し、新たに駐輪場も設けられるなど、利用者にとって使いやすい地域活動の拠点に生まれ変わっています。シビックゾーンに一番近い公民館として今後の事業展開に期待します。
3月31日(木曜日)大野城まどかぴあ「情報の森」オープン
大野城まどかぴあ1階フロアの旧被災地応援「まどかショップ」跡に、各種イベント情報コーナーや交流・体験コーナーなどを備えた『情報の森』が完成し、関係者によるオープン式が挙行されました。本日「まどか広場」で行われた『市制施行50周年オープニングセレモニー』に彩りが添えられました。年間利用者数50万人を誇る、この賑わいの館は、改修されて前面がフラットに広がり、災害時にも活用されることになります。点在する情報が集約され、利用者の利便性の向上や事業参加へのアプローチの場所として、枝葉を四方に茂らせ文化発信の森へと生長するよう、市としてもさらに連携を強化してまいります。
さて、今日から新年度がスタートしました。本日と明後日に行われる市制50年の記念行事については、次回つぶやくことにいたします。令和4年度も市政各般にわたり、ご支援とご協力を切にお願い申しあげます。
(令和4年4月1日 井本 宗司)
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