むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和3年7月】
更新日:2021年7月30日
将来にわたる水道用水の安定供給に向けて~福岡導水施設の耐震性能を確保~
福岡都市圏は水道用水の約3分の1を筑後川の水に頼っており、福岡導水等を通じて水道用原水は供給されています。しかしながら、福岡導水に近接する警固断層は全国の活断層の中でも発災の可能性が高く、施設の大部分が想定震度分布の6弱以上の範囲に位置しています。
近未来に必ず起こるであろう大規模な地震に対する耐震性能を確保し、通水開始から36年以上経過している構造物の老朽化への対策を講じることは、「将来にわたる水道用水の安定供給」に対する行政の責任と私は考えます。
上掲の写真は、7月21日(水曜日)に行われた2号トンネル併設水路下口工区工事(工事完了は令和8年度)の安全祈願祭の様子です。総事業費は上流部と下流部合わせて約290億円、事業主は独立行政法人水資源機構で、費用は国の補助金が3分の1、残りを福岡地区水道企業団と佐賀東部水道企業団で負担します。
なお、通年通水は必要不可欠という認識のもと併設水路が新設され、新設後に既存水路の耐震補強・補修が行われます。全工事完了後(令和14年度)には導水路が2つとなり、バックアップ機能が強化されることになります。
ポスト・コロナ社会に備えて、西鉄軌道の高架化や安全安心な導水路の確保などライフラインの強化は未来世代に対する必須の先行投資であり、これからも必要な布石は打ち続けなければなりません。
(お知らせ)今任期中における私の「つぶやき」は今回をもって最終回といたします。読者の皆さん、今後とも大野城市へのご支援・ご協力を宜しくお願い申しあげます。
(令和3年7月30日 井本 宗司)
今年も寄贈あり~体温計付アルコールディスペンサー3台~
毎年欠かさずに筑紫地区5市に対し車椅子などの寄付を続けておられる一般社団法人筑紫地区建設コンサルタンツ協会(大和公彦会長)から、本年度は新型コロナウイルス感染症対策として、体温計付アルコールディスペンサー3台を大野城市に寄贈いただきました。
贈呈式は7月12日(月曜日)に大野城市役所で行われましたが、早速私もアルコール消毒液で両手の消毒と体温チェックを行いました(左写真)。いただいた3台は、市庁舎の北玄関、南玄関と新館の入口に設置していますので、市役所にお越しの節は、感染防止のため是非ご活用ください。
協会のボランティア委員会と市が協議の上、毎年寄贈する内容を決定されています。平成15年度からの寄付の一覧を紹介いたします。
〔寄付一覧〕
車椅子 13台、ベビーラック 2台、ベビーカー 1台、血圧計 1台、老眼鏡 4セット
また、協会とは平成26年度から本市と災害時応援協定を締結しています。大野城市には多くの団体・企業、そして個人の皆さんから、地域貢献の思いのこもった寄付を頂戴しています。「ふるさと納税」の総額も順調に伸びています。善意のご寄付をいただいている皆様に改めまして感謝いたしますとともに、今後ともご支援を宜しくお願い申しあげます。
(令和3年7月16日 井本 宗司)
勝木隼人選手(大野南小・平野中卒業)、念願のオリンピック出場決定。~8月6日、午前5時30分札幌スタート~
平成30年(2018年)9月7日と10月19日のブログで紹介していました勝木隼人選手(自衛隊)が、東京2020オリンピック競技大会・陸上競技男子50km競歩の日本代表に内定しました。
ジャカルタで開催されたアジア大会(2018年)での大逆転優勝から3年。世界陸上大会(2019年)で苦杯をなめ、最後のひと枠を競う今年4月11日の日本選手権(輪島市)では惜しくも2位となり代表3名の枠に入ることができませんでしたが、鈴木雄介選手の出場辞退を受け補欠となっていた勝木選手が代表内定となったものです。
大野城市では、すでに勝木隼人選手の応援企画を進めていますので、皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。(詳細は市ホームページ、広報「大野城」7月15日号をご覧ください)。
競技は15日目の8月6日(金曜日)、早朝5時30分のスタートです。札幌コースで行われる3時間30分に及ぶ暑く熱い激闘となりましょう。このコロナ禍での勝負を、市としては自宅のテレビで応援していただくことをお願いしているところです。
ふるさとの勇士、勝木隼人選手に栄冠あれ!
(令和3年7月9日 井本 宗司)
教育長、吉富修氏から伊藤啓二氏にバトンタッチ。
平成23年(2011年)6月から3期10年にわたって教育長を務められた吉富修氏(70歳)が、6月25日(金曜日)に任期満了により退任されました。
吉富氏は、「教育サポートセンター」の創設をはじめ、スクールコミュニティという本市独自の学校運営協議会を確立。さらには、平成27年に始まった「総合教育会議」では、大野城市のこども政策全般にわたっての議論を軌道に乗せていただきました。大きな声で集団を統率しながらも温厚で柔和なその人柄は、こどもたちや学校関係者だけではなく、多くの市民からも愛される名物教育長として、市内外から高い評価を得てこられました。
退任後は、これまで封印してこられたという「磯釣り」や「空手道」、それに農作業が待っているとのことですが、大野城市の教育行政の指南役として、大所高所からのアドバイスを、これからもお願いいたします。
6月28日(月曜日)には、大野城市教育委員会・第8代教育長、伊藤啓二氏(59歳)への辞令交付式が5名の教育委員の皆さんと部課長出席のもとで行われました。伊藤新教育長は、本市教育委員会指導主事や大野小学校・校長などを経て、2019年からは福岡県教育庁福岡教育事務所・所長として県教育行政の一翼を担ってこられました。
なお、伊藤氏への任命の日付は6月26日(土曜日)です。辞令交付式の前でしたが、26日の夕刻に、大野城市立の小中学校児童・生徒に関するコロナ対応事案が入り、早速に教育長としての差配を的確に行っていただきました。
(令和3年7月2日 井本 宗司)
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