むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和3年4月~6月】
更新日:2021年6月18日
マスクいろいろ
先週(6月11日)のブログ(むねじのつぶやき)で大野城市消防団のマスクを紹介しましたが、柳川市の「白秋マスク」など、全国各地でオリジナルマスクはいろいろと作られています。
大野城市でも、昨年3月の新型コロナウイルスの感染拡大による学校休業期以降、市内の各種団体ではワンポイントのデザイン入りマスクが次々と作られています。
最初に市長室に届いたのは、確か「にぎわいづくり協議会」の女性職員の方が手作りされた『大野ジョー君』が貼られたマスクだったと記憶します。
コロナ禍社会の自己防衛策として、マスク着用は日常生活のマナーとして定着していますが、今回のつぶやきでは、製作者の思いが込められた私所有のマスクを紹介します。
次回更新はお休みします。(令和3年6月18日 井本 宗司)
新規採用職員の「水防技術研修」(6月4日)
6月6日(日曜日)に実施予定だった大野城市消防団と市職員による「水防訓練」が、緊急事態宣言期間の延期で中止となりました。出水期に毎年行われる水防訓練は、新規採用職員にとっては貴重な経験ともなり、市にとっても先輩職員の知識と技術が継承される新人教育の一環ともなっています。
そこで、「AED講座」が延期となったために空白となった6月4日(金曜日)の時間を活用し、新規採用職員13名の水防技術研修を代替訓練として行いましたので報告いたします。
1.防災備蓄倉庫の見学
2.土のう作りと積み方の訓練
ところで、中止となった6月6日の水防訓練では下掲の消防団員用マスクが初お目見えするだろうと楽しみにしていました。そのマスクデザインをご紹介いたします。
コロナ禍での水防活動をはじめ、大野城市の安全安心を第一線で支えていただいている消防団(田中元春団長)の皆さんに改めて感謝いたしますとともに、独自に作成されたマスクが団の統率力をさらに高めてくれることを期待しています。
(令和3年6月11日 井本 宗司)
第7期コミュニティ担当職員へ辞令交付(6月1日)
1971年(昭和46年)に始まったコミュニティによるまちづくりは、50年目を迎えていますが、このコミュニティ担当職員制度(任期2年)は2011年(平成23年)に始まり、今年で7期目となりました(3、4期は任期1年)。6月1日(火曜日)に8名の職員にコミュニティ担当職員として辞令交付を行いスタートしました。これまでに担当した職員は66名を数えます。
全国屈指のコミュニティ都市と自負する大野城市が『コミュニティ構想・バージョン2』で掲げる旗は「市民と行政とのパートナーシップによるまちづくり」です。市民の皆さんの行政や地域への参画度ナンバー・ワンをめざし、担当職員のレベルアップにも私は期待しています。
アフター・コロナに備える次期コミュニティ構想の策定作業も、市制施行50年となる来年度には着手しなければなりません。劇的な社会の変化に順応した具体策が網羅され、「コミュニティ都市大野城」にふさわしい夢のある構想をコミュニティ担当職員とともに練り上げていきたいと考えています。
一方、各行政区に対しては「地域活動インターンシップ研修(任期1年)」を2013年(平成25年)から導入し、区民の皆さんに好評をいただいています。コロナ禍社会において制限が多い中、市民に一番身近な行政区の活動に職員が足を運び学ぶことは多く、当初の入庁3年までの職員枠は現在10年目までに広がっています。すでに2回目となる職員もいて、市役所では経験できないことや多世代の方との人脈づくりにも役立っているように思います。
職員として大切な「4つのア」。アタマ(考え創造する力)、アゴ(コミュニケーション力)、アシ(自分の足で確認する現場主義)、そしてアセ(手間を惜しまない行動力)を職員とともにこれからも磨いてまいります。
(令和3年6月4日 井本 宗司)
臨時議会報告
ゴールデンウイーク明けの5月11日に予定されていた大野城市議会の臨時議会が、市職員の新型コロナウイルス感染により流会となったため、コロナ対策として緊急を要した一般会計補正予算の教育委員会関係議案等については市長権限で専決処分をしていました。21日(金曜日)に開催された臨時議会で、この案件の承認と議会人事が決定されましたので報告いたします。
市議会議員の任期は地方自治法で4年となっていますが、今期後半の2年間の各種委員選任などが本議会で行われました。
山上高昭議長と井上正則副議長からは、それぞれ辞職の申し出がありましたが、議長については投票の結果、再任。副議長は辞職が承認されず留任となりました。主な委員会の正副委員長は次表のとおりです。
委員会名 | 委員長 | 副委員長 |
---|---|---|
総務企画委員会 | 中村 真一(自民令和) | 渡邉 知之(自民まどか) |
福祉文教委員会 | 大塚 みどり(公明党) | 平田 不二香(自民令和) |
都市環境委員会 | 井福 大昌(自民令和) | 神田 徳良(公明党) |
予算委員会 | 森 和也(自民令和) | 福澤 信光(市民クラブ) |
議会運営委員会 | 関井 利夫(自民まどか) | 松田 美由紀(改革フォーラム) |
注:( )内は会派名
また、会議規則が改正され、「議会報告会実施委員会」と「模擬議会実施委員会」が設置されました。
なお、定例の6月議会は来週6月1日から17日間の日程(案)で、「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う本市独自の支援策」や人事案件など15件の議案が付議されることになっています。
コロナの感染防止のために議席や傍聴席も距離を保ち3密回避に努めていますが、市民生活に支障を来さないように、議論すべきは議論し、決めるべきは決めていただくという真摯な姿勢で6月議会も臨んでいきたいと思います。
(いずれの写真も本会議インターネット配信より転載)
(令和3年5月28日 井本 宗司)
西鉄天神大牟田線(春日原~下大利)連続立体交差事業
官民連携まちづくりの三者協定を締結【5月19日(水曜日)】
この協定は、西鉄天神大牟田線の春日原駅から下大利駅間の連続立体交差事業による沿線のまちづくりについて、西日本鉄道株式会社と大野城市・春日市の三者が連携し、「魅力的な街並みの形成」や「沿線のブランド価値の向上」、「にぎわいの創出による人の回遊性の向上」「交通結節機能の充実」など図ることを目的として締結するものです。
締結式には大野城市・春日市選出の4名の福岡県議会議員(井上順吾氏、井上博隆氏、中牟田伸二氏、松尾嘉三氏)と福岡県の永山慎治建設都市部長にも立会人として同席いただきました。
連続立体交差事業は福岡県が事業主体で進められていますが、本市では昭和60年代から春日市とともに連立事業の採択に向けて調整を始めました。平成13年(2001年)10月の都市計画決定を受け、沿線住民の皆さんや多くの方々のご協力により、紆余曲折を経ながら今日に至っています。
大野城市では、連立事業とあわせて土地区画整理事業や駅前広場、街路整備事業、無電柱化事業などを進めていきますが、未来への先行投資として重要となってくる高架下空間の具体的な活用策については、地元住民や各界の皆さんとの意見交換を経て、昨年9月に「高架下利用基本計画」としてまとめることができました。今後はコミュニティバスと西鉄バス路線との連携、交番移設や多目的施設・公園等の整備、筑紫中央高等学校の校舎建て替えなどとも連動しながら、人の流れを変え、大野城市の新たな顔として、この大動脈を活かしてまいりたいと考えています。
(令和3年5月21日 井本 宗司)
大野城市スポーツ協会、名称変更記念行事を開催。
公益財団法人大野城市スポーツ協会(旧大野城市体育協会)への名称変更(4月1日)を記念して、5月9日(日曜日)に2つの事業が開催されましたので、フォトレポートいたします。
1.「有名プレイヤー等による陸上教室」 〔大野城総合公園・多目的グラウンドにて〕
2.一般社団法人日本トップリーグ連携機構による「SOMPOボールゲームフェスタ」〔大野城市総合体育館〕
また、名称変更記念事業として5月1日(土曜日)には、NPO法人九州プロレスによる「大野城ば元気にするバイ!!」が大野城市総合体育館で行われました。
3回目となる緊急事態宣言が発令され、イベント等の開催も制限されることとなりました。ウイルス変異株が広がりを見せる中、ウィズコロナの日常生活に注意を怠ることなく、周囲にも配慮し、アフターコロナ社会に備えて一日一日を大切に過ごしましょう。
(令和3年5月14日 井本 宗司)
♪空に躍るや鯉のぼり♬ ~5月1日(土曜日)、北コミ~
童謡や唱歌でも歌われているこいのぼり。今回の表題は、1914年(大正3年)に作られた『鯉のぼり』(作曲・弘田龍太郎、作詞者不詳)の3番にある歌詞です。
大野城市北コミュニティセンターでは、コロナ禍で昨年から多くの行事が中止・延期される中、今年は区民の皆さんから寄せられたこいのぼりが空高く躍るようにたなびいていました。
節句の行事は平安時代からとされていますが、今日のように鯉の幟(のぼり)を掲げるようになったのは江戸時代中期からと言われています。鯉は立身出世の象徴でもありますが、明治以降には真鯉と緋鯉2匹を一対として掲げるようになり、昭和30年代になると小さい青鯉も加わり、にぎやかな家族遊泳を想像させる姿に変わってきたそうです。(参考:フリー百科事典・ウィキペディア)
新型コロナウイルス変異株感染の広がりにより、第60回博多どんたく港まつりも2年続けてパレードは全面中止。福岡県は、感染者の急増を受け「まん延防止等重点措置」を国に要請し、5月19日までは時短営業を独自に先行させていましたが、本日「緊急事態宣言」が福岡県にも発令されるとの報道が走りました。
高齢者のワクチン接種(5月18日開始)の予約は5月3日に始まり、関係する職員は連休返上でコロナ対応に当たっているところです。
コロナ禍収束の願いを込めた今年のこいのぼり。天高く舞い厄払いの効力を発揮して市中感染をくい止める一助となってくれることを期待したい。
〔再掲〕35メートルのジャンボこいのぼり(令和元年8月30日の「つぶやき」より)
上掲の写真は、大分県の童話の里・玖珠町の「ジャンボこいのぼり(全長35m、口径7m)」を借用しての北コミ「御笠川フェスタ2019」のひとコマです。こいのぼりに寄せる平和な令和の御世への願いは、コロナ禍の今も継承されているのです。
(令和3年5月7日 井本 宗司)
教科書にある重要文化財など考古名品展始まる。~大野城心のふるさと館3階にて「春季特別展」-6月20日まで~
今回の特別展では、東京国立博物館所蔵の重要文化財「人形装飾付異形注口土器」など、小・中学校の歴史教科書で一度は目にしたことのある考古の名品や関係資料が展示されています。
本展は、令和2年度に開催予定でしたが、コロナ禍で延期となり、ふるさと館職員の開催への執念が実を結び、開催の運びとなったものです。
展示構成も工夫を凝らし、1時限目「年表の見方を知ろう」に始まり、4時限に分け、解りやすい解説が施されています。私たちが住む「つくしの地」は、古代東アジアとの交流拠点・軍事拠点であり、教科書にも出てくる大宰府政庁や大野城跡、水城跡などの文化財30件が日本遺産として昨年6月に広域認定されたばかりです。巣ごもり生活からほんの少し離れ、古代ロマンが漂う「本物たち」との出会いを求めてふるさと館にご来館されませんか。もちろん、新型コロナウイルス感染症対策には万全を期しています。観覧料は一般300円、高校生以下は無料となっています。
〔県史跡指定記念企画展「善一田古墳群を掘る」同時開催中、6月27日まで〕
2階のミニテーマ展示コーナーと中2階「大野城コレクション」では、6世紀後半から7世紀後半の古墳群「善一田古墳群」(日本遺産構成文化財)の魅力を紹介しています。考古名品展とあわせてご覧ください(観覧料は無料)。
(令和3年4月30日 井本 宗司)
宙を架ける軌道~新下大利駅舎視察~
広報「大野城」や「大野城市議会だより」などで、西鉄連続立体交差事業の進捗状況については報告をしていますが、白木原駅から下大利駅にかけては東側に仮線を敷いて電車の運行が行われているため、他区間よりも早く工事が進んでいます。4月8日(木曜日)、毛利伸彦副市長とともに下大利駅の新駅舎を視察してきました。
新下大利駅舎外壁のイメージカラーは、水城跡や大野城跡の自然を想像させる「若芽色」で、見る方向によっては木々の色調に変化します。
高架への切替えは、市制施行50周年を迎える2022年(令和4年)8月下旬に予定されています。この宙に架かる軌道を利用して切替え記念イベント(50年記念事業)ができないか検討しているところです。なお、高架化された後には、側道や駅前広場の整備、さらには高架下空間を利用した複合施設や公園、遊歩道、駐輪場などの整備が順次進められていきます。ふるさとの50年、100年後の繁栄拠点となる下大利、白木原、春日原、雑餉隈それぞれの新しい駅舎の完成こそがポスト・コロナ社会にスタートを切る転換点になると言えます。巣ごもりに耐えながら次の時代のにぎわいづくりをみんなでデザインしておきましょう。
(注)次週の更新はお休みします。
(令和3年4月16日 井本 宗司)
大野南保育所「第50回入所式」に出席
~待機児童ゼロを達成~
大野城市立の3保育所では、4月3日(土曜日)に入所式が行われました。昨年はコロナ禍により関係者だけの入所式でしたが、今年は大野南保育所に私も出席することができました。
3保育所の在園児数は、4月現在、398名(大野北保育所169名、筒井保育所114名、大野南保育所115名)となっています。新しい環境で新しいお友達と初めて出会うセレモニーに、新入園児の皆さんは不安な表情で保護者の膝の上で落ち着かない様子でした。式典でのあいさつは山本加奈枝所長と私の2人だけでしたが、どちらも「話は短く」を心掛けました。話の最後に、「みんな元気に保育園に来てくれるかな?」と呼びかけ、新入園児の皆さんが「ハーイ!」と大きな声で答えてくれたので、結びとしました。数多い式典の中でも、保育園と幼稚園の入園式は注意を惹くのに努力を要します。
ところで、大野城市の待機児童数は平成29年度の227名をピークに年々減少しています。本市ではこれまで待機児童対策として既存保育所の定員拡充や新園・分園の整備を行ってきました。令和4年4月に待機児童ゼロを目指しておりましたが、今年度遂に、待機児童0名を達成しました。これからも必要とする方々に保育を提供できるよう努めてまいります。
また、保育士確保施策も大切です。現在、家賃補助制度を設けたり、大野城市保育所連盟(公立3園、私立13園加盟)による合同就職説明会等を開催していますが、増加する園児への対応に今後も全市的な取組を進めてまいります。
長期化しているコロナ禍社会の中においても、地域の宝である子どもたちを守り育むため、関係機関が協力し万全の態勢を敷いて子育てしやすいまちづくりに邁進してまいります。
(令和3年4月9日 井本 宗司)
コロナ禍社会の年度越え~今年も3密対応~
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、関西や関東以北の感染者は変異株も含め再拡大の様相を見せています。また、ワクチン接種は各自治体で医師会の協力を得て準備が進んでいるものの、肝腎のワクチンは配付が遅れ、全国市長会から政府に対し厳しい指摘を投げかけているところです。
そんな中、恒例の年度越えセレモニーは2年連続で出席者限定で行われました。ここにフォトレポートいたします。
3月31日(水曜日)午前10時 退職者辞令交付式(市役所3階会議室)
4月1日(木曜日)午前9時 辞令交付式(まどかぴあ多目的ホール)
3月31日、4月1日は、一部事務組合などの辞令交付も数多く行われ、今年も慌ただしい年度越えとなりましたが、辞令を受ける人の眼には、それぞれに新天地への覚悟がうかがわれました。
聖火リレーが粛々と進行する緊張の令和3年度初頭を迎えましたが、市政躍進に向けて私も決意を新たにしているところです。変わらぬご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
(69歳の誕生日を迎えて 令和3年4月2日 井本 宗司)
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場所:本館3階