• 住民登録・戸籍・印鑑
  • 税金
  • 保険・医療・年金
  • 安全安心
  • くらしと生活環境
  • 福祉
  • 健康
  • 市民活動
  • 教育・文化・スポーツ
  • 産業
  • 議会・選挙・監査
  • 市政情報
  • お役立ち情報
  • お知らせ
  • くらしの情報
キッズページ
夜間巡回補導

「闇夜に浮かぶ青い光が地域を見守る」

 夜間巡回補導とは、警察と保護司・少年補導員(相談員)・少年指導員・学校(教諭)・PTA・自治会・市(地域安全課)が一体となって地域を巡回し、少年非行を予防するものです。
  平成18年8月上旬に行われた、南地区の夜間巡回補導に同行取材しました。

厳粛な出発式

 午後7時半ごろ、平田防犯専門官(地域安全課)と共に、市役所を出発。青い回転灯を照らし、夜の市街を駆け抜ける防犯パトロールカーを追いながら、集合場所である南ケ丘の薬局店へ向かいました。
 午後7時50分ごろ、集合場所へ到着。この日は、南コミュニティ地区の区長・中学校教諭・PTA・少年補導員・市防犯専門官、計9人が集合。今回の巡回ルートの確認や、見回るときの注意点など、事前の打ち合わせを行いました。
 午後8時。今回の巡回指導の指揮官、戸渡牛頸区長を前に参加者が整列し、出発式を行いました。
 「指揮官に注目。なおれ。」「ただいまより、少年補導に出発します。」の防犯専門官のかけ声で、巡回を開始。

集合場所に集まるスタッフたちの写真 出発式を行う写真

青パトが路地を巡る

 市・南コミュニティ地区・月の浦区の防犯パトロールカー計3台が、青色回転灯を点灯させながら次々に出発して行きました。
 つつじケ丘からスタートして、南地区内の路地や公園などを順次車で巡回しました。必要に応じ駐車して、公園内などを歩いて見回りました。途中、別の現場から駆けつけた警察車両も合流。
 平野台を巡回し、月の浦へ。月の浦近隣公園では、車から降りて公園内を見回りました。そこでは、少年4人がいました。釣りをしていただけで、特に問題はなかったようです。
 車に乗り込み、畑ケ坂・牛頸二丁目を巡回後、牛頸四丁目方面へ進みました。

出発するパトカーの写真 巡回するパトカーの写真

公園にたむろする少年たち

 巡回開始前に、参加者から「横峰公園で少年が寝泊まりしているらしい。朝、散歩で通る人が寝ている人をよけて歩いている。」という事前の情報がありました。その情報どおり、横峰公園では、少年8~10人ほどが、バイクを止めて集まっていました。
 少年の一人が「あ、○○先生やん。何でおると?」と巡回している教諭に話しかけてきました。教諭のいた学校の卒業生でした。「あたし、高校辞めた。」など、親しげに近況報告をしています。
 「遅くならないようにちゃんと帰りなさい。」と指導し、その場を離れました。「着替えがあったので、家に帰っていないんでしょうね。」と参加者の一人は推測していました。
 その後、南コミュニティセンター付近から紫台へ、そして、南ケ丘一・二丁目、緑ケ丘と巡回しました。
 午後9時半に集合場所に戻り、巡回を終了。

巡回するパトカーの写真 公園を見回るスタッフたちの写真

「悪いことができないな」と意識させる

 終了後、平田専門官はこう話してくれました。
 「やはり学校との連携が大事です。少年たちの顔を知っていますから。名前や学校名を聞く必要がない。警察が同行するのも、何かあったときに対応ができていいんです。(声かけが主だが)巡回をすることで『悪いことができないな』と意識させることが大事なんですよ。」
 今回は午後8時からの巡回でしたが、深夜の午後11時から午前1時に回ることもあるそうです。午後11時以降に出歩いている少年は深夜徘徊にあたるため(福岡県青少年健全育成条例第34条)、はっきり指導を行うとのことでした。
 大野城市を中心とした少年などのグループによる窃盗事件(※)の捜査で明らかになった問題点として
中学校を通して知り合いになったこと
駅周辺など見通しがきかない場所やゲームセンターなどのたまり場で犯行打ち合わせをしたこと
が挙げられています。
 非行集団の場合、家庭だけでは対応に限界があり、家庭を含めた地域の問題として「地域の子どもは地域ぐるみで育てる」対応が不可欠とされています。
 今回の取材で、巡回補導に参加する地域の人たちの日々の努力と活動が少年犯罪の防止につながっていくと感じました。


緊急会議の様子の写真大野城市を中心とした少年などによる窃盗事件

※福岡、佐賀、熊本、大分の4県で自動販売機荒らしなど202件の窃盗(被害総額1,200万円相当)を繰り返したとして、大野城市の22歳アルバイト店員ら17人を逮捕、19人を書類送検した。摘発された36人(うち大野城市25人)は16~22歳。グループは昨年10月から今年5月にかけて大野城市の美容室や公民館などに侵入したり、自動販売機を壊して現金を盗んだりした疑い。大野城市のゲームセンターに集まる中学校の先輩後輩やその友人ら。

緊急会議
 これをうけて、平成18年7月27日(木)に関係機関が集まり、大野城市少年非行防止対策連絡会議が開かれ、事件と問題点の説明、講演、意見交換が行われました。