3.【浄水場】きれいな水をつくる工場
更新日:2022年9月12日
水げんの水は、安全できれいな水道水となるために、浄水場(じょうすいじょう)へと運ばれます。
浄水場は、水のよごれや菌(きん)などを取りのぞき、安心して飲める水道水をつくるためのしせつです。
これは、大野城市にある瓦田(かわらだ)浄水場のしくみです。もう少しくわしく見てみましょう。
1.生物処理槽(せいぶつしょりそう)
「ハニカム・チューブ」という、ハチの巣の形をしたプラスチック管に微生物をくっつけ、そこに水をとおします。そうすることで、水にふくまれているよごれや菌を微生物が食べて、きれいな水になります。
2.フロック形成池(けいせいち)、3.沈でん池(ちんでんち)
フロックとは、にごりのかたまりのことです。水げんの水には、にごりのもとである小さなどろやすななどがまざっています。フロック形成池では、薬を入れてよくまぜ、よごれを固めてフロックをつくります。かたまりにすることで、水にしずみやすくするためです。
しずみやすくなった大きなフロックは、沈でん池の底に沈み、沈でん池で取りのぞかれます。次のこうていには、上のほうのきれいな水だけを送ります。
4.急速ろ過池(きゅうそくろかち)
沈でん池から送られた水は、ここですなを使ってろかします。すなの間をとおすことで、沈でん池でも取りのぞくことができなかった小さなフロックなどを取りのぞくことができます。
5.活性炭処理(かっせいたんしょり)タンク
活性炭とは、炭の一種です。炭にはにおいなどを引きつける力があります。この力を、より高めたものが活性炭です。
急速ろ過池で小さなよごれまで取りのぞいたあとは、ここで活性炭の力を使って色やにおいをとって、よりおいしい水にしています。
6.塩素消毒(えんそしょうどく)、水質検査(すいしつけんさ)
よごれやにおいを取りのぞいた水を、最後に塩素(えんそ)で消どくをします。そして、きれいで安全な水になっているかどうか、検査をします。検査はたくさんあり、すべてに合かくしてはじめて、水道水の完成です。
安全できれいになった水が次にむかうのは・・・
浄水場でつくられた水道水はどこにいくのでしょうか。
じつは、そのままじゃ口にいくわけではありません。
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