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大野城市

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むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和2年7月~8月】

更新日:2020年8月7日

人面墨書土器に見る疫病祓いの願い

 新型コロナウイルスの感染は止むことなく、私たちのふるさと筑紫の地に広がりを見せようとしています。多くの会合がコロナ禍により中止・延期となった時間を活用して、先般、九州国立博物館開館15周年記念特別展示「筑紫の神と仏」に足を運んできました。

 20200807 「筑紫の神と仏」展の観覧の様子

 頂戴しました100ページにも及ぶ「解説付き図録」の裏表紙には、仲島遺跡(大野城市仲畑2丁目)から出土した土師器「人面墨書土器」が紹介されています。

  • 20200807 九州国立博物館図録(裏表紙)

 仲島遺跡からは1979(昭和54)年と1982(昭和57)年に人の顔が描かれた土器が3点出土しています。土器が作られた奈良時代は、天然痘の流行期にあたり、除病、除災、延命などの祭祀に用いられたと考えられています。
 人面墨書土器を使った祭祀は平城京で始まったとされていますが、九州では仲島遺跡のほか、福岡市高畑遺跡、春日市九州大学筑紫地区遺跡など、博多湾沿岸と大宰府を結ぶ古代官道沿いの大宰府に近い地域から出土しているということです。

 〔仲島遺跡から出土した他の人面墨書土器2点。〕

  • 20200807 人面墨書土器(こわもての男性)

 大野城市教育委員会発行の解説シート(考古No.59)によると、『人面墨書土器を使った祭祀の方法には諸説ありますが、土器の口に紙を貼り、病気の人が息を吹き込むことで罪やけがれを土器に閉じ込めたといわれています。そしてその土器を水に流すことで、「悪いもの」も一緒に流していたと考えられています。』とある。

  • 20200807 人面墨書土器(たれ目顔)

 また、「筑紫の神と仏」図録(P90)でも、器の底部を打ち小孔をあけていると解説されています。これは日本各地で出土する人面墨書土器に普遍的に見られる特徴であるとのこと。器として使うのではなく、川に流して沈めるためのものであったということです。そのために仲島遺跡でも、2つの鉢が御笠川の氾濫原から出土しています。

 

 ところで、約1億6千年前に哺乳類の祖先がウイルスに感染し、PEG10(ヒトなど多くの哺乳類にある遺伝子)を持ち込んだ…」(東京医科歯科大学・石野史敏教授:日本経済新聞2020年5月31日より)との研究もあります。ヒトの暦に比べるとウイルスの歴史は、はるかに古く、長いということです。
 人面墨書土器に祈りを込めた奈良時代の私たちの祖先、最近では第一次世界大戦を終わらせたとも言われる約100年前のスペイン風邪など、いつの時代にも新型といわれるウイルスとの戦いの痕跡が残っています。今回のウイルス(COVID-19)の感染拡大の出口は未だに見通すことはできませんが、ワクチンが早目にできたとしても2~3年は続くと覚悟しなければならないでしょう。大野城市民の命を守ることが第一です。そのためには空振りは恐れず、有効な手は躊躇せずに打つべく、現在、全庁あげて取り組んでいるところです。
 市民並びに関係者各位のご協力をここに改めてお願い申しあげます。

 

(令和2年8月7日 井本 宗司)


被災地(大牟田市)への職員派遣

『令和2年7月豪雨』で甚大な被害を受けた被災地域に対し、多くの自治体が職員を派遣し、生活再建に向けて強力なタッグを組んでいます。
 大野城市では、福岡県市町村支援課の要請を受け(福岡県市長会経由)、7月16日(木曜日)から毎日2名の職員を8月2日まで交代で派遣をしています。


〔被災地支援職員出発式〕

20200731 出発式(7月15日)

20200731 出発式(7月17日)

 

 大規模な冠水や浸水被害に見舞われた大牟田市は、家屋の被害認定調査を急いでおり、他自治体からの応援を得て早期のり災証明書交付につなげたいと体制を整えています。
 第一陣の派遣職員は計13名です。(家屋の被害認定調査)
 第二陣の要請もあり(毎日1名)、8月4日から31日までの派遣を予定しています(予定派遣職員は計8名・り災証明申請受付)。
 派遣される職員は昼食・飲料、消毒液やマスク、腕章など各自持参。第一陣は毎日午前9時から、第二陣は毎日午前8時30分からそれぞれ支援業務に取り組むこととなっています。送り出してくれた家族や職場の仲間たちからも激励を受け、大野城市を代表して一日も早い復旧に向け頑張ってくれている彼らを、私は市の誇りであると思います。

 

追記

(報告)

熊本県下の災害にも「緊急消防援助隊福岡県隊」が7月4日(土曜日)から派遣されました。春日・大野城・那珂川消防本部が15日まで八代市坂本地区と球磨村において住民の安否確認や工場火災の消火活動などの災害事案に対応しました。(派遣署員のべ38名)

20200731 消防本部出発式 

(お願い)

日本赤十字社大野城市地区では、今回の豪雨に係る義援金の受付を始めました。義援金箱設置場所は、「市役所1階」「まどかぴあ」「総合体育館」「各コミュニティセンター」「心のふるさと館」です。また、大野城市社会福祉協議会でも義援金の受付を行っています。 皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。

 

(令和2年7月31日 井本 宗司)


居座る梅雨前線、警戒態勢は続く。

 7月3日の「つぶやき」で、興梠寿徳前副市長の「災害警戒本部長」としての退任直前の様子を紹介しましたが〔6月27日(土曜日)招集〕、梅雨前線はその後も日本列島に居座り続けています。7月に入って警戒本部を立ち上げること2回、毛利伸彦新副市長には、就任して11日間で4泊の市役所滞留となりました。寝袋持参の徹底ぶりに指揮官としての覚悟が伝わってきます。 

20200715 警戒本部会議

 この2週間の警戒本部の動きを紹介しますと、
7月6日 12:13 大雨警報(土砂災害)が発令され、災害警戒本部を設置。
     18:00 4つのコミュニティセンターに自主避難所開設。
     19:25 避難準備・高齢者等避難開始情報を発令。
          (土砂災害警戒区域の10公民館を避難所として開設)
以降、7月8日午前8時45分の本部解散まで、23回の本部会議が開かれました。

7月8日の夜には、再び大雨注意報が発令され、
7月9日 19:55 大雨警報(土砂災害)発令のため災害警戒本部を再び立ち上げ。
7月11日 9:50 大雨警報(土砂災害)解除。
     10:00 災害警戒本部解散。(この間に本部会議13回)

 今回の避難所開設に伴う公民館とコミュニティセンターへの避難者は延べ17世帯22名、車中泊(まどかぴあ立体駐車場)1世帯6名、市職員の最大参集人員158名。
 また、警報等の発令により市民の皆さんからの問い合わせは、累計で166件となっています。

20200717 電話対応の様子

 
 最近読んだ曽野綾子氏と対談した近著の中で、石原慎太郎氏が語られたコロナ禍についての一文は的を射ています。『これは人間たちの驕りというものへの罰か、それとも警告というものだろうか...』『戦後、これまでたくさんの人が「死」について考えた事象は稀でしょう。』と。

 この2週間ほど、私たちは東京発とも言える新型コロナウイルス感染第1波の2回目のピークを前に、未曽有の大災害に立ち向かっています。この間には、国内では活火山は噴煙をあげ、地震も起こっています。石原氏の警鐘を待たずとも、私たちは天変地異や疫病に遭遇した人類のはるかな歴史の中に、現代人がとるべき答を見い出すことはできます。
 行政に携わるものとして、今を生きる市民のために、そして未来を築く世代のために、過去を省みながら、万端の備えを怠らず、課せられた責務を果たしていかなければなりません。断続的に起こる災害や長期戦となった新型コロナウイルスとの戦いのなかで、私は、そう確信しました。

(令和2年7月17日 井本 宗司)

追記:次週は、つぶやき休止予定です。


 

20200710 災害あいさつ 

〔報告〕チャイケア、福岡県の認定NPO法人の認定を受ける

 NPO法人チャイルドケアセンター(大谷清美代表理事)は、「子ども食堂」や「フードバンク」事業などの取り組みに対し、福岡県から認定特定非営利活動法人制度(認定NPO法人制度)の認定を受けました。その報告のため、7月6日(月曜日)に来庁されましたので報告いたします。

  • 20200710 チャイルドケアセンター「認定証」持参にて来訪
  • 20200710 チャイルドケアセンター認定報告

 


 この認定により、寄付者(個人・法人)には所得控除や税額控除、損金算入等の優遇措置が適用されるようになりました。 略称チャイケアで親しまれる当法人は、4半世紀にわたって子育て支援活動を展開し、大野城市が子育てしやすいまちとして全国1位(日経BP総合研究所/シティブランド・ランキング~住みよい街2017~)となる原動力ともなっています。その活動精神は「子どもも大人も、困っている人には優しい心を届けて、みんなのできることを寄せ集め、協力して、その人のお困り事を何とかしよう。」という善意にほかなりません。
 これまでにも『2017年度あしたのまち・くらしづくり活動賞』(公益財団法人あしたの日本を創る協会ほか)での主催者賞や、『2017年度ふくおか共助社会づくり表彰~ふくおか筑紫フードバンク事業~』など数々の社会的評価を得ていて、大野城市の地域福祉活動部門に大きな足跡を残してこられました。

 現在、新型コロナウイルス感染拡大でチャイケアに対する社会的ニーズはさらに広がりを見せる一方で、資金源となる寄付金や事業収入には不安定要素がつきまといます。福岡県の認定NPO法人となった今後は、さらなる財政基盤の充実と事業の拡大が期待されます。

  • 20200710 こども食堂
  • 20200710 ぞうさんひろば

  

(令和2年7月10日 井本 宗司) 


副市長の交代~興梠氏から毛利氏へ~

 2013年(平成25年)10月から2期7年にわたり副市長として私を支えてくれた興梠寿徳氏が、健康上の理由により、6月30日(火曜日)に退任されました。

  • 0703 退職辞令交付式
  • 0703 副市長見送り

 

 

 興梠氏の退任にあたっては、幾重にも惜別の会が設けられましたが、いずれも昼休みなどを利用しての開催のため、残念ながらビール党で名を馳せた彼の豪快な飲みっぷりは、時節柄もあり、見ることはできませんでした。

  • 20200703 新任課長・係長訓示
  • 20200703 ランチミーティング

 

  • 20200703 本部会議
  • 20200703 副市長訓示

 

 

 興梠氏が副市長2期目就任の折に誓った西鉄天神大牟田線の高架化は在任期間中に果たすことができませんでしたが、そのバトンは毛利伸彦新副市長にしっかりと引き継がれました。
 毛利氏は、1979年(昭和54年)4月、完成直後の新庁舎に迎えられ、大野城市に入庁。以来41年余、「大野城まどかぴあ」の開館業務をはじめ、各課での功績が高く評価され、2013年度からは市民部長、地域創造部長を歴任。2017年3月に定年退職し、再任用期間中はコミュニティ文化課のプロジェクトマネージャーとして後進の指導に当たってもらっていました。新型コロナウイルス対応で財政基盤の堅持と諸事業のスクラップ&ビルドが喫緊の課題となっている今、氏の豊富な経験と行政手腕に期待をし、7月1日に副市長の辞令交付式を行いました。

20200703 副市長就任辞令交付式

(令和2年7月3日 井本 宗司)

 

むねじのつぶやき(市長のフォトレポート)【令和2年4月~6月】

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企画政策部 自治戦略課 秘書担当
電話:092-580-1801
ファクス:092-573-7791
場所:本館3階

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