野鳥の多くは春から夏が繁殖・巣立ちのシーズンに当たり、この時期にはヒナが地面に落ちていることがあります。
ヒナの多くは、卵からかえって羽が生えそろうとすぐに巣立つので、巣から飛び出す段階ではうまく飛べずに落ちてしまうものもいます。しかし、ケガをしていなければ、親鳥がえさをあげたり誘導をしたりするうちに、少しずつ飛べるようになると考えられます。
また、自然界では、巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(一週間から一カ月)に「何が食べ物で何が危険か」などを学習して独り立ちするので、人に育てられたヒナは自然界で生きていけるとは限りません。
親鳥は人がヒナの近くにいると警戒して近づくことができません。ヒナに手を出すと親子を引き離してしまうことになるので、そのままにしてその場を離れるのがよいでしょう。なるべく人の手で触れずに、近くの親鳥にゆだねてください。
もし、羽がそろっていないようなヒナが落ちていた場合は、巣立ち前に巣から落ちたのかもしれません。近くに巣があるはずなので、そこに戻してやることで助けられる可能性があります。ただし、ヒナに触る場合は手袋などをして安全や衛生に気をつけましょう。
ヒナが明らかにケガや病気だったり、希少種であったりした場合は相談してください。(野鳥は許可なく捕まえたり、飼ったりすることはできません。)
ただし、野鳥の保護などの知識や技術はまだ確立されているとはいえません。野生の命を助けることは専門家でも難しく、すべてを受け入れることはできません。また、ドバトやカラスなど増えすぎて問題とされる鳥や外来種などは対応できないこともあります。
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