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子宮頸がん予防のHPVワクチン接種について
更新日:2023年3月28日
子宮頸がん予防接種のこれまでの経緯について
子宮頸がん予防接種は、平成25年から令和3年まで、接種後に報告された様々な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。
令和3(2021)年11月の国における専門家の会議で、安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、本市においても令和4年4月以降、個別に接種をお勧めする取組を再開しています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)とHPVワクチンの効果について
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染がきっかけで起こると考えられています。
このウイルスは、「女性の多くが一生に一度は感染する」といわれているウイルスです。感染してもほとんどの人は自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
子宮頸がんは日本では年間約11,000人が発症し、年間2,900人が亡くなっています。
現在日本において公費で受けられるHPVワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード)の3種類(9価ワクチンは令和5年4月以降定期化)があります。
2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。
そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
9価ワクチン(シルガード)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチンのリスク
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
また、まれですが、重い症状(呼吸困難、じんましん、手足の力が入りにくい、頭痛、嘔吐、意識の低下など)が起こることがあります。
接種を希望する場合は、厚生労働省ホームページをご覧いただき、ワクチンの有効性とリスクを十分にご理解いただいた上で、接種についてご判断くださいますようお願いします。
定期接種
対象者・接種方法
ワクチン名 | サーバリックス | ガーダシル | シルガード
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接種対象年齢 |
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標準的な接種学年は中学1年生 | |||
接種間隔 | 初回(1回目) →初回から1か月後(2回目) →初回から6か月後(3回目) |
初回(1回目) →初回から2か月後(2回目) →初回から6か月後(3回目) |
【3回接種】 初回(1回目) →初回から2か月後(2回目) →初回から6か月後(3回目) 【2回接種】注意1 初回(1回目) →初回から6か月後(2回目) |
(上記の接種間隔を とれない場合) |
初回(1回目) →初回から1か月以上の間隔(2回目) →初回から5か月以上、かつ2回目 から2.5か月以上の間隔(3回目) |
初回(1回目) →少なくとも1か月以上の間隔(2回目) →2回目から少なくとも3か月以上の間隔(3回目) |
【3回接種】 初回(1回目) →少なくとも1か月以上の間隔(2回目) →2回目から少なくとも3か月以上の間隔(3回目) 【2回接種】注意1 初回(1回目) →少なくとも5か月以上の間隔(2回目) |
1年以内に接種を終了することが望ましい |
注意1:2回接種の対象年齢は、小学校6年生の学年から、15歳の誕生日の前日(15歳未満)までです。
15歳になるまでの間に1回目の接種を行えば、2回での接種が可能です。
接種間隔が5か月未満で2回目を接種した場合は3回目の接種が必要です。
注意事項
- 予防接種を希望する際には、事前に医療機関に電話などで予約を行ってください。
- 体調の良いときに接種してください。
- 予防接種をする前に、予診票をよく読み、記入してください。予診票は医療機関にあるものをご使用いただくか、市役所でも配布します。
- 予防接種法に基づく予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障がいを残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
実施医療機関(市内のみ掲載)
医院名 | 所在地 | 電話番号 | |
1 | うえだ小児科クリニック | 月の浦1-25-1 | 558-5755 |
2 | 松田小児科医院 | 下大利1-7-18 | 501-2894 |
3 | 石原小児科クリニック | 白木原1-9-30 | 574-3505 |
4 | 井本内科小児科医院 | 白木原3-8-16-2F | 581-1421 |
5 | あけぼのクリニック | 曙町1-1-8 | 585-8503 |
6 | まつくま小児科クリニック | 曙町1-3-30 | 592-8008 |
7 | いのうえこどもクリニック | 山田2-2-25 | 588-6070 |
8 | 平田医院リハビリテーションクリニック 注意:15歳以上 |
南ヶ丘3-2-7 | 558-8777 |
9 | つじファミリークリニック | 東大利3-11-28 | 586-7534 |
子宮頸がん予防ワクチンの任意接種費用の助成について
子宮頸がん予防ワクチン接種の積極的勧奨の差控えにより、定期接種の機会を逃した方が、定期接種の対象年齢を過ぎて、任意接種として自費で接種していた場合、その費用を助成します。詳しくは、下記ホームページをご確認ください。
子宮頸がん検診を受けましょう~20歳になったらできること~
20歳になったら、子宮頸がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。
HPVワクチンで防げないタイプのHPVもあります。
ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら2年に1回、必ず子宮頸がん検診を受けてください。
このページに関する問い合わせ先
こども未来部 こども健康課 母子保健担当
電話:092-580-1978
ファクス:092-574-2053
場所:新館2階