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足は元気の源です 転ばないための体づくり・環境づくり


寝たきりの原因グラフ 寝たきりで介護を必要とする65歳以上の人口は、全国で約120万人、20年後は200万人を超えると言われています。
 寝たきりの原因は、脳卒中や痴ほうなどいろいろ挙げられますが、転倒による骨折がきっかけでそのまま寝たきりになるケースも少なくありません。

なぜ高齢になると転びやすくなるのでしょうか?
太ももを大きく上げる力、転びそうになったときに踏ん張る力が衰える。
関節の動きが制限され、柔軟性が低下する。
前傾姿勢(前かがみ)で歩くことが多く、不安定になりやすい。
体のバランス感覚が衰える。
反射神経が鈍くなる、など。

こんな歩き方になっていませんか?
前かがみで背中が曲がっている。
つま先が上がらず、すり足で歩く。
歩く速度が遅い。
物をまたいだり、階段の上り下りが苦手。
歩幅が狭く、ちょこちょこ歩く。
まっすぐに直線上を歩くことが苦手。
とっさの時にバランスを取れずにふらつく。

体のどの部分が骨折しやすい?
 それは、手首・肩・背骨・股関節(こかんせつ)です。特に股関節は転倒事故による骨折が多いと言われ、寝たきりになりやすい骨折のため、注意が必要です。

転ばないためには?
 転ぶ原因は、体力の低下のほかに、治療中の病気や薬の副作用、気持ちの持ち方、室内・室外の環境などが重なっています。
 自分に合った適度な運動を継続して行い、体力を維持することが大事です。病気治療中の人は病気と上手に付き合い、医師や薬剤師から薬の注意事項の説明を受けてください。また、転んだ時「慌てていた」人が多いものです。時間に余裕を持って行動しましょう。

住まいの環境づくりとは

居間・寝室
 整理整頓
 ・通り場所に物を置かない
 ・よく使うものは手の届きやすいところへ
 ・コード類は壁に沿わせる
 敷物
 ・毛足の短いもの(毛足の長いものは足がとられやすく、落ちているものに気づかない)
 ・固定する(端がめくれないように)
 段差 廊下と居間の敷居などわずかな段差でもつまずきやすい。
 ・低いほうの床面を上げる
 ・角を取ったあて木を置く
 ・段の部分に目立つ色のビニールテープをはる
 家具
 ・固定する(立ちくらみのとき手をついて体を支える)
寝具イラスト 寝具 立ち上がりが楽なベッドがよい。
 ・幅(寝返りが十分にできる)
 ・柵(ベッドからの転落防止)
 ・高さ(端に座ったとき、足の裏全面が床につく)
 照明 夜、寝床から動くときのため照明をつけやすくする。転びやすい時間は夜間や朝。夜間にトイレに行く時や、朝起きるときなどはゆっくり起き、完全に目を覚ましてから動く。暗闇では動かないようにする。
 ・座ったまま届くヒモ(すぐに照明がつけられるように)

玄関・廊下・階段
手すり、足灯イラスト 手すり・滑り止めの設置。
 足元は常に明るく。
 ・玄関の照明はワット数を調整
 ・足灯をつける
 移動するときの注意。
 ・室内履き(滑りやすいスリッパや靴下は避け、滑り止めのついたものを選ぶ)
 体位の安定 靴を履いたり、脱いだりするときは、イスなどに座る。
 玄関マットの固定 裏面にすべり止めのついているものを使用する。テープで裏を固定してもよい。

室外
 履き物 ぞうりやサンダルは要注意。自分の足に合う、歩きやすい物を履く。
 歩き方 段差や路面の凸凹(でこぼこ)に注意して歩く。雨の日は路面が滑りやすいので注意。

 

これだけは毎日やろう

ストレッチ体操

股関節とももの内側
 両足の裏を合わせて座る。
両手でつま先を握り、背中が丸くならないようにしながら、上半身をゆっくりと前に倒す。
股関節とももの内側写真
腰とお尻
 両足をずらして座り、手前に置いている足側へ上半身を斜めに倒す。
腰とお尻写真
太ももの後ろとふくらはぎ
 片足を伸ばして座り、反対の足は太ももの内側に足の裏をつけるように座る。そのまま上半身を前に倒す。
太ももの後ろとふくらはぎ写真
太ももの前面
 横向きに寝て、下の手は斜め前に出し、体を支える。上側の膝を曲げ、上の手でその足首をつかみ、かかとがお尻につくように引っぱる。腰をそらさないように注意する。
太ももの前面写真
※ストレッチ体操のポイント
 一つの動作を20秒から30秒かけてゆっくり伸ばす。
 どの筋肉を伸ばしているか意識する。
 息を止めない。
 反動(はずみ)をつけない。
 痛くなるまで無理をして伸ばさない。
 ウォーキングなどの運動の前後、お風呂上りが効果的。

筋力トレーニング

太ももの筋肉
 肩幅に足を開いて立つ。背中を伸ばしたまま、お尻を斜め後ろに引く。慣れたら膝(ひざ)を曲げる角度を深くする。膝がつま先より前に出ないようにする。
太ももの筋肉写真
足首とふくらはぎとすねの筋肉
 肩幅に足を開いて立つ。かかとを上げ、つま先で5秒間立つ。次にかかとを床につけ、つま先を5秒間上げる。お尻は後ろに少し引く。
足首とふくらはぎとすねの筋肉写真
太ももの前面
 床に足を伸ばして座り、両手を後ろにつき、体を支える。膝を伸ばしたまま、片足を30cm位の高さに持ち上げ、5秒間保つ。
太ももの前面写真

※筋力トレーニングのポイント
 ゆっくりとした動作で。
 どの筋肉を使っているか意識して。
 力を入れるときに息を吐く。
 初めは一つの動作を10回程度から行い、慣れたら少しずつ増やす。
 無理をしない。きつい・痛いときは休む。

 市では転倒骨折を予防するための「足元気教室」をはじめ、いろいろな健康づくり事業を行っています。また、まちのバリアフリー化を進めるとともに、各種の福祉事業を行っています。気軽に相談してください。

 


問い合わせ先

 大野城市地域包括支援センター
 電話 092-501-2306
 ファクス 092-584-5656
 メールアドレス sukoyaka@city.onojo.fukuoka.jp
 住所 大野城市瓦田4-2-1(すこやか交流プラザ内)   クリックすると地図が開きます