
| 福岡県知事賞を受賞! |
平成20年度「健やか親子21全国大会」がアクロス福岡で平成20年11月26日から三日間開かれ、母子保健および家族計画の普及と向上に尽力し地域住民の健康と福祉の増進に寄与した功績に対して、「大野城市すこやかエンゼルサポート事業会議」が、団体部門で福岡県知事賞を受賞しました。 |
5年間の取り組み
「あなたの子育て応援し隊」のメッセージのもと、すこやか大野城21計画と連動し、子育てに困難を抱えがちな保護者と子どもたちのよりよい相談相手をめざして、支援者のための参加型の会議「すこやかエンゼルサポート事業会議」を平成15年に発足しました。参加した支援者は、保健・医療・福祉・教育など多岐にわたり、未来ある子どもたちのため、一人一人を大切にした支援をめざし、スーパーバイザーのアドバイスのもと、毎回真摯に検討しました。この5年間の成果が評価され、今回の受賞になりました。
産後間もない母親の声に、耳を傾けたい
平成12年ごろから、マンションなどの増加に伴い、大野城市に若い世代の転入が増えました。また、母子健康手帳交付で、保健師が出会う妊婦さんの中に、「転入したばかりで不安です」と訴える人も多くいました。そこで、保健師の個別相談でその状況を調査しました。妊婦さんの約4.5人に一人は、大野城市に転入して1年未満という結果でした。子育て中に知り合いがいない心細さを抱えながらの子育ては、精神的にも体力的にもしんどさにつながります。まして産後の母親は、24時間子どもと向き合うことになります。母親としての愛情はあっても、「夜眠れない、きつい、周りから頑張れと言われるけど、応えられない」との声も同時に増えていました。そこで、この声に対応できるよう「すこやかエンゼルサポート事業会議」で研修を行いながら、平成15年から母親の精神面の支援に取り組むことになりました。
妊娠中から切れ目のない支援で、親子を支えたい
産後間もなく助産師の家庭訪問を受けた母親の多くは、子どもの成長と共に、育児に自信を持てたといいます。その後、助産師とのつながりがなくなることを不安に思う母親もいました。また子育て不安は、子育て中どの時期でも起こります。地域には、保健師・助産師だけではなく子育て支援者がいます。そこを、うまくつなぎたいと考えました。転入の条件以外にも、子育てのサポートがない人、親自身が病気を持ち子育てに難しさを抱えている人、子どもに発達や発育の問題を抱えている人など、子どもたちを支えるために課題となることを、プライバシーを守りつつ、「すこやかエンゼルサポート事業会議」で丁寧に検討しました。同時に関連する地域の支援者の参加も増え、結果として顔のつながるネットワークの基盤ができました。
「子どもの虐待は、特別なことではない」
会議は5年間で通算48回開催、延1,094人が参加しました。精神科医・児童精神を専門とする小児科医・大学病院の臨床心理士をスーパーバイザーに迎えて、中央児童相談所・筑紫保健福祉環境事務所・筑紫医師会の関係機関職員をオブザーバーにし、医師・保健師・助産師などの専門職や保育園・幼稚園・学校などの先生たち、市役所の関係職員、地域で子育てを担っている民生児童委員・主任児童委員などの支援者が課題を検討しました。保護者の気持ちを理解できるように、妊娠・出産・子育て・教育に悩む保護者の声をもとに、支援者が、育児で困っている保護者の役になるロールプレーイングを行ったこともありました。また、サインズオブセーフティアプローチという解決指向型のアプローチ法を用いて、保護者の気持ちに寄り添う大切さや保護者の元気な力を引き出す方法を学びました。このように、5年間支援者として親子の背景などを理解していくと「子どもの虐待は、特別なことではない。一人でゆきづまると、その危険性は誰にでもある。」「大人も子どもも変わる力を持っている。」と支援者の多くが受け止めるようになりました。また、一見育児困難で厳しい状況であっても、よき理解者が地域にいることで、成長できる力が親子に備わっていることも理解できるようなりました。
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| ▲会議風景(平成20年6月) | |
ことばにできない赤ちゃんの気持ちも受け止め、慈しむことのできる社会をめざして
福岡県知事賞は、地域の子育て支援者だけでなく、親としての素直な声を届けてくれた皆さんへの贈りものです。これからも、一人一人のサインに心をとめて、未来ある子どもたちのために、共にまちづくりをすすめていきます。
問い合わせ先
電話 092-580-1965、092-580-1978
ファクス 092-573-5380
メールアドレス chealth@city.onojo.fukuoka.jp
場所 市役所 新館2階 大野城市曙町二丁目2-1








平成20年度「健やか親子21全国大会」がアクロス福岡で平成20年11月26日から三日間開かれ、母子保健および家族計画の普及と向上に尽力し地域住民の健康と福祉の増進に寄与した功績に対して、「大野城市すこやかエンゼルサポート事業会議」が、団体部門で福岡県知事賞を受賞しました。

