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あけてみよう!歴史のとびら 発掘調査で見つかった唯一の事例「貨布(かふ)」

貨布の写真 現在まで、発掘調査で貨布が見つかった事例は、日本中でここ大野城市だけです。非常に貴重な資料なので、市の指定文化財に指定されていて、歴史資料展示室でも入口に展示されています。
 貨布は、中国「新(しん)」の時代(西暦9~23年)に作られたお金です。大きさは長さ約5.8センチメートル、最大幅2.3センチメートルです。写真を見ると、穴の開いた突起の下の、二股に分かれた部分に「貨」「布」の文字が浮き彫りになっているのがわかります。これは、青銅(せいどう)(銅と錫(すず)の合金)を流し込む鋳型に「貨」「布」という文字が刻まれていたためです。
 貨布は大野城市北部の仲島遺跡(なかしまいせき)から見つかりました。中国「新」の時代は、日本では弥生時代に相当します。しかしながら、貨布が見つかった溝は、古墳時代以降に造られたと見られ、貨布が日本に渡ってきた時期については、はっきりしたことが言えません。ただ、日本と中国が海を渡って交流をしていたことがわかります。
 貨布が中国の貨幣だったからといって、日本で貨幣として使われていたわけではありません。なぜなら弥生時代には貨幣が使われていなかったからです。
 仲島遺跡からは、このほかにも青銅製鋤先(すきざき)や銅鏡(どうきょう)などが見つかっていることから、一般的な集落ではない、権力を持った人々が存在する集落であったと考えられます。

問い合わせ先

 歴史資料展示室
 電話 092-580-1918
 ファクス 092-573-7791
 メールアドレス furusato@city.onojo.fukuoka.jp
 場所 市役所 新館3階〔〒816-8510 大野城市曙町二丁目2-1

 

観覧料 無料
開室時間 月~金曜日 午前9時半~午後5時

※貨布の内容を詳しく知りたい人は、気軽に尋ねてください。


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