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あけてみよう!歴史のとびら 海を渡った青磁(せいじ)

乙金三丁目にある薬師の森遺跡の発掘調査で、青磁の椀・皿が発見されました(写真1)。表面に緑色の釉(うわぐすり)をかけているため、ツルツルとした光沢があります。椀の内側には花あるいは雲を表現した模様とキノコ状の文様を描いており、皿の内側にはヘラによる模様と櫛状の工具によるジグザグ状の文様を施しています。椀は龍泉窯系(りゅうせんようけい)青磁、皿は同安窯系(どうあんようけい)青磁と呼ばれるもので、両方とも十二世紀後半ごろに中国(当時の宋)の南部で焼かれたものです。当時、青磁や白磁といった陶磁器はすべて海外(主に中国)からの輸入品でした。そのため大変高価で、貴重であったと考えられます。青磁は800年を経た現在でも光り輝いており、当時は大変珍重されたことでしょう。
写真2は、これらの青磁が出土した時の写真です。長さ1,8メートル、幅0,8メートルの長方形をした穴の中から、鉄製の釘が出土したため木棺墓(木の棺を用いた墓)と考えられます。青磁は副葬品として遺体に添えて置かれたようで、北側で7点がまとまって出土していることから、頭を北にした北枕の状態で埋葬されたと想像できます。これだけの数の青磁が1つの墓から出土すること大変珍しく、葬られた人の経済力や地位を考える上で手がかりとなります。ここに葬られた人がどのような人物であったのか、青磁をどうやって入手したのか、など興味は尽きませんが、今後周辺の調査を通じて明らかになっていくことでしょう。

観覧料 

 無料

 開室時間

 月~金曜日 午前9時半~午後5時

青磁写真

木棺墓写真
 ▲写真1  ▲写真2

 

問い合わせ先

 歴史資料展示室
 電話 092-580-1918
 ファクス 092-573-7791
 メールアドレス furusato@city.onojo.fukuoka.jp
 場所 市役所 新館3階〔〒816-8510 大野城市曙町二丁目2-1

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