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あけてみよう!歴史のとびら 「甕棺(かめかん)」弥生時代の棺おけ
発掘された甕棺写真
▲川久保から出土した甕棺
 弥生時代の北部九州では、死者を大きな甕の中に納め埋葬する墓が盛んに作られました。これに使われた土器を「甕棺」と呼んでいます。成人用の甕棺は高さ 80センチを超える大きなもので、写真のように2個組み合わせると160センチを超え、人が中にちょうど入る大きさとなります。

甕棺の誕生

 今から約二千五百年前、朝鮮半島から稲作や金属器などの新しい技術・文化が伝わって弥生文化が花開いたころ、土器に埋葬する縄文文化の風習が変化して甕棺は誕生したといわれています。

甕棺からわかること

 甕棺を発掘すると、中に何も入っていないものがほとんどですが、まれに銅剣や銅鏡などの金属器、ヒスイやガラス製の勾玉や管玉、貝輪などの装飾品が出土することがあります。さらに人骨が出土することもあります。
 大陸から伝わった貴重な武器や鏡などを墓に入れることができた人々は生前高い地位や権力の持ち主であったことがうかがわれます。
副葬品の組み合わせや数は、階層差を表すといわれ、最高位は『魏志倭人伝』などにある「奴国王」などと呼ばれる人々で、他に王族・地方有力者などの地位が考えられます。また、戦士・シャーマンといった被葬者の役割や性格を示すともいわれています。
 また、ヒスイや貝など産地が限られるものから当時の交易の様子が、人骨からは弥生人の性別や年齢、体形や顔つき、けがや病歴までわかります。
 甕棺は、弥生時代の人々や生活の様子、社会のあり方を現代に伝えてくれる貴重な贈りものといえるでしょう。

問い合わせ先

 歴史資料展示室
 電話 092-580-1918
 ファクス 092-573-7791
 メールアドレス furusato@city.onojo.fukuoka.jp
 場所 市役所 新館3階〔〒816-8510 大野城市曙町二丁目2-1
観覧料
  無料
開室時間
  月~金曜日 午前9時半~後5時

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