大人の参加者は、作業をしながら、昔使っていたときのことを思い出すようです。また、子どもの参加者の多くが絵を書き、自分でローラーを動かしてできた印刷物を見て、思わず歓声をあげていました。また、ガリ版の本当の名前が謄写版(とうしゃばん)であることを言うと、「知らなかった。」という人もいました。
○原紙作り(ガリ切り)
「いろんな形の鉄筆があるな。線が書きやすいの、絵が書きやすいのがあるよ。塗り潰しやすいのはどれだろう?」
一生懸命書きました。
○ガリ版刷り
「子どもにさせてみたかったです。」
久しぶりに挑戦します。
○参加者の作品
「大野城市のマークを描いてみました。お父さんの提案です。」
| ・ | 紙を破らないように書くのが難しい。 |
| ・ | 自分が書いた絵や字が印刷されるのは楽しいな。 |
| ・ | ガリ版をしたことはまったくなかったが、思ったより手間暇掛かって大変だったんだなぁと思った。 |
ガリ版の歴史
ガリ版は、30年位前まで使用されていた簡易印刷機(かんいいんさつき)です。正式名称は謄写版といいますが、使う時にガリガリと音がすることからガリ版と呼ばれることのが多いようです。発明者は滋賀県出身の堀井新治朗・耕造親子です。彼らは、日々仕事において操作が簡単でより効率的な印刷機を作りたい、と思っていました。仕事を辞め、研究を重ね、エジソンの発明した印刷機「ミメオグラフ」にもヒントを得ながら、ついに1つの印刷機を作りました。親子はこれを「謄写版」と名づけ、明治27年(1894年)に国産第1号として特許を取り、東京・神田に「堀井謄写堂」を建て謄写版を普及させていきました。


謄写版は、昭和中ごろまで学校・職場・表現の現場で広く使われましたが、現在はほとんどその姿を見ることはありません。発明者である堀井親子の築いた「堀井謄写堂」も2002年に倒産してしまいました。現在、日本で謄写版印刷を行なっているのは、兵庫県明石市にある「アンドー、トーシャ」ただ一軒となってしまいました。

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