平成21年5月のふれあい歴史体験は「アンギン編みをしよう」でした。縄文時代(じょうもんじだい)の布の編み方でコースターや壁掛けなどを作りました。参加された方々は耳慣れない言葉に最初は戸惑っていましたが、編み始めるととても楽しそうに作業をしていました。縄文時代の人々の知恵をのぞいてみませんか。
展示の様子
▲ 展示風景
会場には縄文時代のくらしについての展示と当時の編み機を約8分の1のサイズで再現したものを展示しました。
▲職員お手製の編み機
作業の様子
▲集中して編み機に向かっている様子
▲大人の方も夢中です
▲小さな子どもも挑戦しました。
▲洗濯バサミに糸をまきつけています
参加者の感想
(大人)
◆共働きなでなかなか子どもと接する時間がないので、子どもと一緒にできる企画があって嬉しい。
◆こういった単純作業はお年よりにも向いているかもしれませんね。
◆縄文時代の説明を聞くと、貧しいとか物資がないとかいうイメージが払拭(ふっしょく)されました。
◆こんな編み方を考え付くなんてすごいと思いました。
(子ども)
◆楽しかった。
◆簡単だった。
縄文時代のくらし
縄文時代は今から約1万2000年前から2500年前まで、およそ1万年間も続いた時代です。「縄文土器」と呼ばれる土器が使用されていた時代のことをいいますが、この土器は表面に縄を転がしたり、押し付けたりしてつけた縄目文様(なわめもんよう)が多いことから、「縄文土器」と呼ばれています。縄文人は、植物の繊維(せんい)や動物の皮などを利用して、糸や縄を作り、布を作っていました。
その一つがアンギン編みと呼ばれるものです。「アンギン」という呼び方は、新潟(にいがた)などの北陸地方に伝わる「越後アンギン(えちごあんぎん)」に似ていることからそう呼ばれるようになりました。アンギンの編み方は、横糸に縦糸を交差(こうさ)させて編んでいく方法でもじり編みとも呼ばれ、現在のすだれやむしろなどの編み方に似ています。
人々が作っていたのは、ひもや縄、布だけではありません。狩りや漁をするための弓矢や釣り針などを石や骨を手作業で丁寧に加工して作っていました。現在私たちが同じように作ろうとしても、なかなか当時の人々のように上手には出来ません。当時の人々は自分たちで作った道具を、とても大切にしていました。
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